[四国EPO・四国ESDセンターが、みなさんにおすすめしたい!と思った事例をご紹介していきます]
地域の力でよみがえった「王越とんぼランド」 / Ogoshi Dragonfly Land, Revived By Community Power / 被社区的力量复兴的「王越蜻蜓乐园」
香川県坂出市王越町にある「王越とんぼランド」は、坂出市の東側に位置し、三方を五色台の山々に囲まれ、北は瀬戸内海に面した自然豊かな場所にあります。
ここ「王越とんぼランド」は水田や沼地が多く、素晴らしい自然に囲まれていることから、無数のトンボが飛びかう「トンボの楽園」として地元の方々により保護されてきました。毎年「王越とんぼウォッチング」が開催されたり、近くの王越小学校では自然環境学習の一環として生徒がヤゴをトンボにかえす体験を行うなどしてきました。しかし少子化の影響により、平成23年3月に王越小学校は廃校。多くの方に足を運んでもらう機会が減少したことから、トンボの生息地が一時荒廃しかけるという危機に陥りました。
そんな中、平成29年に旧王越小学校が改修され、「宿泊型野外活動施設 交流の里おうごし」がオープン。その近くにある「王越とんぼランド」も活用すべく、平成30年に地元の住民の方々を中心とした「王越とんぼプロジェクト実行委員会」が発足し、「王越とんぼランド」の再生プロジェクトが始まりました。
トンボが群れ、飛ぶ姿を取り戻すため、地域と行政が一体となり、トンボの専門家やボランティアなど大勢の方々の協力も得て、水辺の環境を整備するとともに、観察しやすいよう遊歩道も作り、トンボの楽園がよみがえりました。令和元年には「王越とんぼランド」リニューアルオープンイベントを行い、今では、「交流の里おうごし」利用者の体験学習プログラムとして里山散策コースの中に組み込まれたり、生涯学習講座として自然観察の会場になるなど坂出市の行事で多く利用されています。その他にも、市内小学校等が課外学習として足を運んでくれるようにもなり、王越町は「トンボの里」と呼ばれていた昔の姿を取り戻しています。
世界や国内でも生息地を奪われ、絶滅や絶滅の危機に瀕する動植物も少なくありません。ここ香川でも条件の良い水辺が失われ、トンボなどの生き物を見る機会も減りつつあります。ぜひ、“とんぼランド”で飛び回るトンボを見ると共に、周囲の自然を体感し、地域の人々の気持ちを感じ取ってください。豊かな自然とたくさんの生き物のつながり(生物多様性)から受ける恵みに気づくことができます。
Ogoshi Dragonfly Land, Revived By Community Power
Ogoshi Dragonfly Land, in Ogoshicho, Sakaide, Kagawa, is a place rich in nature. Situated in eastern Sakaide, it is surrounded on three sides by the Goshikidai mountains, and facing the Seto Inland Sea to the north.
Because of its many rice fields and marshes, it had been preserved by the local community as a “dragonfly paradise” where countless dragonflies fluttered about. There was a yearly “Ogoshi Dragonfly Watching” event, and students at the nearby Ogoshi Elementary School would raise dragonfly nymphs into adults and release them back into nature as part of their environmental studies. However, due to the declining birth rate, Ogoshi Elementary school closed in March 2011. With the number of visitors dwindling, the dragonflies’ habitat was in danger of falling into ruin.
Such was the situation when, in 2017, the former Ogoshi Elementary School was renovated and reopened as “Lodging Type Outdoor Activity Facility: Koryu-no-Sato Ogoshi.” Wanting to make use of the nearby Ogoshi Dragonfly Land as well, in 2018 the Ogoshi Dragonfly Project Executive Committee was formed by members of the local community, and the Ogoshi Dragonfly Land rejuvenation project began.
In order to return the flying swarms of dragonflies, the local community and government worked hand in hand, cooperating with a large number of people including dragonfly experts and volunteers to improve the waterside environment, building a promenade at the same time to make observation easier. With that, the dragonfly paradise was revived. In 2019, the Ogoshi Dragonfly Land reopening event was held, and now it is used for many events in Sakaide, such as being included in the Satoyama walking course — part of the learning experience program for users of Koryu-no-Sato Ogoshi — and as a venue for nature observation in lifelong learning courses. In addition, elementary schools around Sakaide have begun to visit it for extracurricular activities — proof that Ogoshi has reclaimed its former glory as the “home of dragonflies.”
Due to habitat loss in Japan and all around the world, countless plants and animals are either extinct or in danger of going extinct. Even in Kagawa, suitable waterfront areas are dwindling, and the opportunities to encounter creatures like dragonflies along with them. We hope that when you see the dragonflies flying around in “Dragonfly Land” that you also experience the natural world around you and perceive the feelings of the local community. Here, you can come to understand the blessings we can receive from the connection between bountiful nature and many living things (biodiversity).
■Ogoshi Dragonfly Land
https://www.city.sakaide.lg.jp/soshiki/syougaigakusyu/ougoshitonborando.html
■“Overflowing With Nature! Visit Ogoshi Dragonfly Land!” (Ogoshi Dragonfly Land Promotional Video)
https://www.youtube.com/watch?v=nMPcw9BRMGU
被社区的力量复兴的「王越蜻蜓乐园」
位于香川县坂出市大越町的「王越蜻蜓乐园」,位于坂出市东侧,三面环抱五木台山脉,北面面向濑户内海。
由于「王越蜻蜓乐园」拥有许多稻田和沼泽,周围环绕着美妙的大自然,有无数的蜻蜓飞翔而被称为「蜻蜓乐园」并受到了当地人的保护。 每年都会举办「王越观蜻蜓」活动,在附近的王越小学,学生们体验了将水虿(蜻蜓幼虫)变成蜻蜓,这是他们学习自然环境的一部分。 但由于受出生率下降的影响,王岳小学于3月23日关闭了。 随着参观机会的减少,蜻蜓的栖息地也面临被荒废的危机。
同时,平成29年,对旧王越小学进行了翻新,并开设了“住宿型户外活动设施交流之乡王越”。 为了利用附近的「王越蜻蜓乐园」,平成30年主要由当地居民成立了「王越蜻蜓乐园执行委员会」,开始了「王越蜻蜓乐园」的振兴工程。
为了恢复蜻蜓成群飞翔的样子,当地社区和政府在蜻蜓专家和众多志愿者的配合下,改善了河岸林的环境,为了便于观察修建了一条长廊,蜻蜓天堂得以复兴。 在令和的第一年,举行了「王越蜻蜓乐园」更新开放活动,例如现在「交流之乡王越」的利用者作为体验学习,把它纳入了里山步行路线里,作为终身学习课程和自然观察的场所,经常用于坂出市的活动。 此外,全市小学也来参观课外学习,王越町重现了昔日「蜻蜓之乡」的面貌。
在世界和日本,有很多动植物被剥夺了栖息地,处于灭绝或濒临灭绝的危机。 在香川,条件良好的河岸林也消失了,看到蜻蜓和其他生物的机会也在减少。 请看蜻蜓在“蜻蜓乐园”飞来飞去,请体验周围的自然风光,感受当地人的心情。 你可以感受到从丰富的大自然和众多生物(生物多样性)的联系中所得到的恩惠。
■王越蜻蜓乐园
https://www.city.sakaide.lg.jp/soshiki/syougaigakusyu/ougoshitonborando.html
■“充满自然气息!快来看王越蜻蜓乐园”(王越蜻蜓乐园介绍视频)
https://www.youtube.com/watch?v=nMPcw9BRMGU
多様な関係者とともに、地域での循環社会づくりを目指して / Establishing a Recycling-Oriented Society With Diverse Stakeholders / 与多方相关者一起,旨在该地区创建循环型社会
■プラント見学の様子 ■エコツアーで小麦種まき体験
Establishing a Recycling-Oriented Society With Diverse Stakeholders
In Kagawa Prefecture, which is famous for Sanuki udon, it is estimated that over 6,000 tons (flour equivalent) of uneaten udon is disposed of annually. This includes noodles cooked at udon shops that sit for too long and must be thrown away, as well as scraps produced in the manufacturing process at factories. In January 2012, various NPOs, businesses, local governments and farmers came together to form the “Udon Total Recycling Consortium” with the goal of reducing food waste by recycling the udon that would otherwise be incinerated as garbage.
With support from external organizations and the Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism, in 2013 they established a system to recycle udon scraps by using them to generate electricity and composting them. Then, through media coverage and the “Udon Total Eco Tour” aimed at general participants, they created spaces where people can learn about, observe and experience the mechanisms of recycling food waste. That same year, they also attended a debrief meeting organized by the Ministry of the Environment which opened their eyes to the problem of curbing emissions associated with food loss.
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A plant tour in progress
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Wheat seed sowing experience on an eco tour
Afterward, as a result of building relationships with diverse groups and organizations while valuing various possibilities and opportunities, they started the “Food Bank Collaborative Activity” initiative to regularly supply substandard udon to the Council of Social Welfare (as of FY 2020 a total of 2,000 servings have been donated, contributing to a reduction in food loss). Additionally, with growing momentum behind achieving SDGs and reducing food loss, they are working together with diverse stakeholders to maintain cooperative systems to solve regional food loss problems, such as participating in the Kagawa Prefecture Food Loss Reduction Promotion Conference.
It has now been 10 years since the Udon Total Recycling Consortium was formed. They plan to continue their activities for the foreseeable future, with the hopes that they will have a ripple effect on other regions. If you are interested, please take a look at their initiatives.
■Udon Total Recycling Project
https://www.udon0510.com/
与多方相关者一起,旨在该地区创建循环型社会
在以讃岐乌冬面而闻名的香川县,由于在乌冬面店煮沸后因时间过长而废弃的乌冬面,以及工厂制造过程中所产生的废料,估计每年丢弃6,000吨(按小麦粉换算)。 旨在将作为废物焚烧的乌冬面,通过纳入循环并回收利用来减少食物浪费为宗旨的「乌冬面全循环联盟」在2012 年 1 月由非营利组织、企业、地方政府、农家等多方主体所成立。
在外部组织和环境部项目等的支持下,2013年完成了产生和堆肥乌冬面残留物的回收系统。 从那时起,我们通过媒体采访和面向普通参与者的“乌冬面生态之旅”,一直在传播有关食物垃圾循环机制的信息,并创造了人们可以观察和体验它的学习场所。 同年,我们参加了环境部主办的业务报告会议,使我们认识到了减少粮食损失和浪费的课题意义。
■参观植物的情况
■通过生态旅游体验小麦播种
随后,在重视各种可能性和机会的同时,我们与各种不同的组织和机构建立了关系。作为其中的一个结果,我们开展了“食品银行联动活动”,定期向社会福祉协议会捐赠规格外的乌冬面(截至2020年已累计捐赠2000碗乌冬面,为减少食品浪费做出了贡献)。此外,随着SDGs目标的实现和减少食品浪费的呼声不断高涨,为了解决地方上的“减少食品浪费”问题,我们还参与了香川县减少食品浪费推进协议会,与各种利益相关者维持了协同工作的机制。
乌冬面全循环联盟成立了10周年。 未来,他们计划继续开展活动,同时预计其他地区也会产生连锁反应。 如果您有兴趣,请看一下我们的活动内容。
■乌冬面全循环项目
https://www.udon0510.com/
森林とまちの活力を創造する!内子バイオマス発電所 / Revitalizing Forest and Town! Uchiko Biomass Power Plant / 创造森林和城镇的活力! 内子生物质发电厂
内子バイオマス発電所は2018年10月竣工、2019年から本格稼働し、同年4月から四国電力に売電を開始、2021年10月からみんな電力へも売電を開始しました。現在では1年間で一般家庭約2500戸分の電力に相当する約1000kWを発電。森林率約77%である内子町の森林資源を活用した、地域密着型バイオマス発電として注目されています。
※世帯当たり3,254.4kWh/年で算出(出典:電気事業連合会「原子力・エネルギー図画集2015」)
豊かな森林資源を誇る内子町ですが、人工林は放置された状態が続くと、良質な木材が生産できないばかりか、森林の保水力が弱まったり、表土流出や土砂崩れを起こしたりするなどの危険が高まります。適度な伐採、間伐などが行われることが必要ですが、木材価格の低迷による木材生産の低下とともに、間伐後に回収されなかったり、曲がっているなどの理由で廃棄されたりする未利用材の活用が課題となっていました。
そこで、内子町バイオマスタウン構想のもと、地元の有限会社内藤鋼業が未利用材を活用して木質ペレットを製造し、公共施設のペレットストーブやボイラーなどで利用する取組が始まりました。しかし、冬に需要が限定されてしまうことが課題となり、年間を通して安定供給するために、ペレットによる発電所が構想されたといいます。内子バイオマス発電所は、内藤鋼業を中心に地元の企業が出資、地元金融機関が融資し、シン・エナジー株式会社(神戸市)の設計・施工によって建設されました。ペレットの原料となる原木の供給は、隣接する内子森林組合が担っています。
木質ペレットの製造にはいくつもの工程があります。まず、原木をチッパーと呼ばれる機械で細かいチップにします。そのままでは水分が多いため、木の皮などを燃やして作った温風で乾燥させ、さらに細かく砕いておが粉にします。おが粉をペレット製造機に入れ、ぎゅっと押し固めて粒状のペレットが作られます。
そして、隣接するバイオマス発電所では、ガス化装置でペレットから発生させたガスを燃料に、発電装置のエンジンを動かして発電します。発電時に出る温水から、温水発電も行っています。
また、ペレット製造時にチップを乾燥させるために燃やす木の皮などから発生する灰は、セメントなどを加えてバイオマスストーンとして再生され、林道の舗装などに活用しています。
ペレットの原料となる原木を集める仕組みにも工夫があります。それが町営の「木こり市場プロジェクト」。出荷者が軽トラで未利用材を森林組合の収集場所へ持ち込むと、1トンあたり8000円で買い取ってもらうことができ、そのうちの5000円は現金で、残りの3000円は地域の50ほどの店舗で使える地域通貨「ドン券」で受け取ります(令和4年3月現在)。令和2年度は576.6トンの出荷があったそうです。このように比較的高額の買い取り価格が設定され、出荷が促されて安定的に原木を入手できるとともに、地域でお金が循環する仕組みが定着しています。
これらの取組が高く評価され、内子バイオマス発電所は令和2年度新エネ大賞(新エネルギー財団会長賞)「地域共生部門」に輝きました。
海外に依存する化石燃料を使う発電は、CO2を排出し、地球温暖化の原因になっています。一方、木質バイオマス発電は自然資源からつくられる再生可能エネルギーであり、発電時にCO2が排出されますが、森林で樹木が生育するときにCO2を吸収することから、全体として見れば大気中のCO2の量に影響を与えないので、カーボンニュートラルとされます。また、内子バイオマス発電所は海外や遠い地域から森林資源を購入するのではなく、隣接する内子町内の森林から生じる未利用材を活用することから、運搬などによるCO2の排出や労力などを最小限に抑えることができます。また、森林資源の購入資金が外の地域に流出せずに域内で再投資されることにより、地域の活性化につながります。さらに、地域における森林資源の需要が高まることによって、どんどん森林に人の手が入って整備が進み、健全な森林が保たれ、防災や水の涵養の機能も高まります。このようにプラスの循環が生まれ、町の活性化が進むことが期待されています。
2022年4月には、町内の龍王地区で「内子龍王バイオマス発電所」が着工予定となっています。内藤鋼業が製造する木質ペレットを使った発電とともに、副産物として発生する熱を温浴施設とフィットネスクラブに供給するコジェネプラントが建設される計画で、内子町におけるバイオマス発電の横展開が始まっています。内子バイオマス発電所は随時見学を受け付けているので、森林資源活用による再生可能エネルギーが創出される現場を体感することができます。
【事業主】内子バイオマス発電合同会社
愛媛県喜多郡内子町寺村2478-1
https://www.symenergy.co.jp/service/area_energy/uchiko/
【運営管理】有限会社内藤鋼業
http://naito-kogyo.co.jp/
Revitalizing Forest and Town! Uchiko Biomass Power Plant
The Uchiko Biomass Power Plant finished construction in October 2018 and came online in 2019. It began selling electricity to Shikoku Electric Power Company in April of the same year, and to Minna Denryoku in October 2021. Currently it produces about 1,000 kW of electricity, or roughly the amount needed to power about 2,500 homes over one year. It is garnering attention as a form of community-based biomass power generation that effectively utilizes the resources of Uchiko Town, which is 77% forest.
*Calculated based on a figure of 3,254.4 kWh/year for one household (Source: Federation of Electric Power Companies, “Graphical Flip-chart of Nuclear & Energy Related Topics, 2015”)
■The white building in the center is the biomass power plant. To its left is the pellet production plant.
Though Uchiko Town boasts abundant forest resources, when planted forests are left alone for too long not only do they stop producing high-quality lumber, the risks of reduced water retention, topsoil runoff and landslides also increase. Moderate logging and thinning is necessary, but the decline in lumber production due to falling prices, along with what to do with wood that wasn’t collected after thinning or that was discarded for various reasons such as being bent, was becoming an issue.
And so, under the Uchiko Town Biomass Town Plan, the local company Naito Kogyo Co., Ltd. began utilizing the unused wood to make wood pellets, for use in pellet stoves and boilers in public facilities. However, the problem was that demand for this was limited to winter. In order to stabilize it throughout the year, a plan to make a pellet-powered power plant was devised. The Uchiko Biomass Power Plant was designed and constructed by SymEnergy Co., Ltd. (Kobe), with investments from local companies — centering around Naito Kogyo — and financing by local financial institutions. The adjoining Uchiko Forest Association is responsible for providing the raw lumber used to make the pellets.
■The plant also accepts inspections.
Producing the wood chips involves a number of processes. First, raw lumber is fed into a machine called a “chipper” and ground into fine chips. Because the water content is high, these chips are dried with warm air currents from burning tree bark and other waste materials, and then further processed into sawdust. Finally, the sawdust is run through a pellet-making machine, which presses and hardens it into granular pellets.
At the adjoining biomass power plant, gas is extracted from the pellets using a gasifier, which is used to fuel an engine generator and produce electricity. The hot water created as a byproduct is used to generate electricity, too.
Additionally, the ash generated during the drying stage of the pellet production process is added to cement and other materials and recycled as biomass stone, which is used as pavement for things like forest roads.
There is also a clever system for gathering the lumber used as raw materials for the pellets. Namely, the municipal “Lumberjack Market Project.” Shippers take unused materials to the Forest Association collection site via light truck, and the Association will buy it for 8,000 yen per ton: 5,000 yen to be paid in cash, and the remaining 3,000 yen to be paid as “Don Coupons” useable at around 50 local retailers (as of March 2022). In 2020, there were 576.6 tons shipped. In this way, a relatively high purchase price is established, promoting shipments and providing a stable source of raw lumber, while at the same time creating a system for money to circulate within the community.
In recognition of these initiatives, the Uchiko Biomass Power Plant was awarded the 2020 New Energy Award (New Energy Foundation Chairman’s Award) in the “community coexistence” category.
■The Uchiko Forest Association is adjacent.
Power generation using fossil fuels, which are dependent on foreign countries, produces CO2 which causes global warming. On the other hand, wood biomass power generation creates renewable energy from natural resources, and although it also emits CO2 it is considered carbon neutral because that CO2 is absorbed when trees grow in the forest, meaning that when looked at from a broader point of view there is no net addition to the overall level of CO2 in the atmosphere. In addition, because the Uchiko Biomass Power Plant does not purchase forest resources from distant regions or overseas, but rather utilizes unused resources from the forests around Uchiko Town, the CO2 emissions and labor associated with transportation are minimized. And, because the funds for the purchase of forest resources are reinvested in the community instead of being diverted to other regions, it also contributes to the revitalization of the region. Further, by increasing demand for regional forest resources, people will tend to the forests more, keeping them healthy and helping to prevent disasters and increase water cultivation. This in turn creates a positive feedback loop, which will hopefully lead to the revitalization of the town, as well.
■The management of the Uchiko Biomass Power Plant.
The Uchiko Ryuo Biomass Power Plant is scheduled to begin construction in Uchiko’s Ryuo District in April 2022. There are also plans to begin horizontal expansion, such as building a cogeneration plant which will divert the waste heat created when generating electricity with Naito Kogyo’s wood pellets, and use it to heat a public bath facility and fitness club. Tours of the Uchiko Biomass Power Plant are available upon request, so visitors can experience firsthand the process of generating renewable electricity by utilizing forest resources.
[Owner] Uchiko Biomass Power LLC
2478-1 Teramura, Uchiko-cho, Kita-gun, Ehime-ken
https://www.symenergy.co.jp/service/area_energy/uchiko/
[Operator] Naito Kogyo Co., Ltd.
创造森林和城镇的活力! 内子生物质发电厂
内子生物质发电厂于2018年10月竣工,并于2019年开始全面运营,同年4月开始向四国电力销售电力。自2021年10月起,该厂还开始向株式会社UPDATER(旧MINNA电力株式会社)出售电力。目前,该厂每年发电约1000 kW,相当于约2500户家庭的电力需求。该生物质发电厂利用内子町森林资源的77%,成为备受关注的地方紧密型生物质发电厂。
* 每户相当于 3,254.4 kWh /年的计算(资料来源:日本电气事业联合会,“核电与能源图画书 2015”)
■中间的白色建筑是内子生物质发电厂,左边是颗粒制造厂。
内子町虽然拥有丰富的森林资源,但如果继续放置人工林,不仅无法生产出高质量的木材,而且森林的保水能力也将减弱,表土流失或山体滑坡等风险也将会增加。 适当的伐木和疏伐是必要的,但随着木材价格低迷导致木材产量下降,活用疏伐后未收集或因弯曲或其他原因而被丢弃的未使用的木材已成为了一个课题。
因此,在内子町生物质城镇的概念下,当地的有限会社内藤钢业活用未使用的木材制造了木屑颗粒,并将其用于公共设施的颗粒炉和锅炉。 然而,仅限于只有冬季才需要的事实成为了课题,为了确保全年的稳定供应,构想了一个使用木屑颗粒的发电厂。 内子生物质发电厂由新能源株式会社(神户市)设计・施工并建造,内藤钢业为首的当地企业投资,当地金融机构融资。 用作颗粒原料的原木由相邻的内子林业协会负责供应。
■接受视察
木屑颗粒的生产涉及几个过程。 首先,用削片机的机器将原木制成细木片。 由于水分很多,因此用燃烧木皮等而产生的暖空气来干燥,然后将其粉碎成细块制成锯末。 将锯末放入制粒机中挤压制成颗粒。
然后,在相邻的生物质发电厂,用气化炉装置将颗粒产生的气体作为燃料,驱动发电机组的发动机使其发电。 我们还利用发电过程中产生的热水,进行热水发电。
此外,在颗粒制造过程中用于燃烧的木皮和其他材料产生的灰烬,通过添加水泥和其他材料作为生物质石回收,用于铺设林道。
还有一种收集原木的机制,原木是木屑颗粒的原料。 这就是城镇上经营的“伐木工人市场项目”。 当出货人用轻型卡车将未使用的木材带到林业合作社的收集点时,他们可以以每吨8,000日元的价格出售,其中5,000日元为现金,其余3,000日元以「礼品券」的形式收款,这是一种地区货币,可以在该地区的约50家商店使用(令和4年3月现在)。 在令和2年,出货量为576.6吨。 通过这种方式,设定了相对较高的购买价格,并鼓励发货以确保稳定收购原木,并在该地区生根发芽。
这些努力得到了高度评价,内子生物质发电厂获得了“地区共生部门”的令和2年新能源奖(新能源财团会长奖)。
■毗邻内子林业合作社
使用依赖海外的化石燃料发电会排放二氧化碳,成为全球变暖的原因。另一方面,木质生物质发电利用再生能源从自然资源中制造,发电时会排放二氧化碳,但由于森林生长时吸收二氧化碳,因此从整体上看对大气中的二氧化碳含量没有影响,被认为是碳中和的。此外,内子生物质发电厂不是从海外或遥远地区购买森林资源,而是利用毗邻的内子町未利用的森林资源,可以将由于运输等导致的二氧化碳排放和劳动力等降到最低限度。此外,由于森林资源购买的资金不会流向外部地区,而是在该地区再投资,这有助于促进地方经济的活性化。此外,随着对森林资源的需求增加,森林中将越来越多地投入人力,整个森林得以保持健全,增强防灾和补水的功能。因此,可以期待产生积极的循环,推动城镇的活力。
■负责运营内子生物质发电厂的人们
2022年4月,在该城镇的龙王区计划建设「内子龙王生物质发电厂」。 除了使用内藤钢业制造的木屑颗粒发电外,还计划建设一个热电联产工厂,该热电联产工厂将作为副产品产生的热量提供给热水浴设施和健身俱乐部,并且已经开始在内子町横向扩展生物质发电。 内子生物质发电厂随时可接受参观,因此您可以在现场体验利用森林资源创造的可再生能源。
【企业主】内子生物质发电有限责任公司
爱媛县北郡内子町寺村2478-1
https://www.symenergy.co.jp/service/area_energy/uchiko/
【运营管理】有限公司内藤钢业