コグウェイ四国の開催
数年ぶりに、自転車で四国を一周するイベント「コグウェイ四国」が開催されました。
晴天の10月14日、前日に愛媛県から香川県入りした一行は、高松市内の宿泊施設から出発です。スタッフの方に伺うと、1日の行程は、だいたい40~50km、初級から上級まで、それぞれの力量に応じたコース設定を走ります。今日のコースは、香川名物のさぬきうどんのお店を含む、複数の観光ポイントが含まれており、自転車で訪問した後は、サイクルトレインで徳島に移動する予定となっていました。当日の香川県内のガイドには、地元のサイクリストが協力。ご当地の味や名所など英語や日本語を交えてユーモアたっぷりに説明する様子は、見ているだけでわくわく感が伝わってきました。
今年の参加者は、40~50人。参加者はサイドカーに乗せた赤ちゃんから、郵便局の職員さんなど、さまざまな年代、職業の方がいらっしゃいました。国籍も台湾からシンガポール、ドイツ、イタリアなど7~8か国からの参加者があり、国際色豊かな四国路満喫のエコイベントでした。毎年の開催ではありませんが、一部のみ参加するコースもあるということで、次回はぜひ皆さまも参加してみませんか。
「地域主導型」四国(志国)創生・地エネ利活用プロジェクト
再生可能エネルギーという言葉をよく聞くようになりました。太陽光は、四国地域では比較的身近に見られますが、太陽光だけではなく、風力や水力などさまざまな種類があるのを皆さんご存知のことと思います。しかし、実際に身近で見たことがあるかと聞かれると、見たことのない方も多いのではないでしょうか?
今回は、地エネ利活用プロジェクトを展開中のNPO法人環境とくしまネットワークが、(独行)地球環境基金助成事業の採択を受けて実証試験を行っている、香川県高松市塩江町上西「奥塩江モモの広場」を訪問しました。ここでは、手軽でハンディな太陽光(100-200W)と風力(400W)、小水力(2.4W/6V)発電設備を設置し、それらを独立電源型正弦波インバーター等に接続して、発電量を計測していました。
地域の地形を含む周辺環境に応じて、どのようなエネルギーが適当なのかは気になる所です。訪問地は、曇天にも関わらず当日は小水力と太陽光発電が稼働していました。前日までは、風が良く吹いていて風力発電ができていたというお話。地形だけでなく、天候の影響もあり、まさにお天気まかせの再生可能エネルギーなのですが、近年は小型化と性能が向上していることから、複数の発電設備を準備することが、十分可能になってきました。まさに、電力もハイブリットの時代になりつつあります。
中山間地域におけるエネルギーの地産地消が、このような事業をきっかけに各地で導入され、地域活性化の一助になることが期待されます。
こどもが運営するまち 「とさっ子タウン」(高知県高知市)
「とさっ子タウン」は、異年齢間の子ども同士のコミュニケーションの場や、地域に対する誇りが持てる「きっかけづくり」の場として、2009年から毎年度夏休みの2日間開催されています。
この事業を運営しているのは高校生、大学生と大人がつくる「とさっ子タウン実行委員会」です。しかし実際に「とさっ子タウン」を運営するのは、参加する約400名の子どもたち(小学4年生~中学3年生)。大人は黒子に徹し、サポート役となります。
子どもたちはまちのルールを学び、ハローワークで職業を選び、給料を得、税金を納めます。通貨はこのまちで使える「トス」。税務署、銀行、新聞社や花屋さん、お菓子屋さんや路面電車の運転士などの他、自らが起業してお店を持つこともできます。また、市長や議員になり、このまちのルールを変えていくこともできます。
もちろん、その結果は自分たちが責任を負いますが、失敗したら話し合いの上、変えることも可能です。こうしたことを通して、自らが考え行動し、その責任を自覚することでまちづくりの大切さを楽しみながら学ぶイベントとなっています。