2015/09/30

「地域主導型」四国(志国)創生・地エネ利活用プロジェクト

IMG_0688再生可能エネルギーという言葉をよく聞くようになりました。太陽光は、四国地域では比較的身近に見られますが、太陽光だけではなく、風力や水力などさまざまな種類があるのを皆さんご存知のことと思います。しかし、実際に身近で見たことがあるかと聞かれると、見たことのない方も多いのではないでしょうか?

今回は、地エネ利活用プロジェクトを展開中のNPO法人環境とくしまネットワークが、(独行)地球環境基金助成事業の採択を受けて実証試験を行っている、香川県高松市塩江町上西「奥塩江モモの広場」を訪問しました。ここでは、手軽でハンディな太陽光(100-200W)と風力(400W)、小水力(2.4W/6V)発電設備を設置し、それらを独立電源型正弦波インバーター等に接続して、発電量を計測していました。

地域の地形を含む周辺環境に応じて、どのようなエネルギーが適当なのかは気になる所です。訪問地は、曇天にも関わらず当日は小水力と太陽光発電が稼働していました。前日までは、風が良く吹いていて風力発電ができていたというお話。地形だけでなく、天候の影響もあり、まさにお天気まかせの再生可能エネルギーなのですが、近年は小型化と性能が向上していることから、複数の発電設備を準備することが、十分可能になってきました。まさに、電力もハイブリットの時代になりつつあります。

中山間地域におけるエネルギーの地産地消が、このような事業をきっかけに各地で導入され、地域活性化の一助になることが期待されます。