四国環境パートナーシップ表彰
3月5日(土)に開催された、四国環境パートナーシップ表彰は、初めての実施となり、四国内で活発にESDや環境パートナーシップ活動を展開した団体を自薦、他薦を問わず募集し、表彰しました。
冒頭の挨拶と主旨説明の後、ESD環境教育部門を受賞した愛媛県立新居浜南高等学校の生徒による「ESD あかがねプロジェクト ~別子銅山 環境問題と闘った先人たちの知恵に学び行動する~」をテーマにした活動発表が行われました。その内容は、「持続する秘密は歴史にある」という考えのもと、シビックプライド(地域に愛着や誇りを持つこと)を醸成するために、学校行事や総合的な学習の時間を使って、生徒たちが主体となり、さまざまなセクターとの連携を図りつつ、地域の歴史や良さを前面に出した活動についての紹介でした。
その後の部門別表彰式では、「森里川海部門」、「ESD環境教育部門」の2部門について、四国四県から1団体ずつの合計8団体が対象となりました。受賞団体には環境省中国四国地方環境事務所高松事務所の上田所長より賞状が手渡されました。(受賞団体は下記の通り)
【森里川海部門】
生物多様性とくしま会議
かがわ「里海」づくり協議会
四国生物多様性ネットワーク
物部川21世紀森と水の会
【ESD環境教育部門】
阿南工業高等専門学校 再生可能エネルギー研究会
善通寺こどもエコクラブ
愛媛県立新居浜南高等学校 ユネスコ部
香美市こどもエコクラブ
「四国のすごい!」多言語版
【ENGLISH】Shikoku no Sugoi!
https://4epo.jp/wp-content/uploads/2016/03/ENGLISHShikoku-no-Sugoi.pdf
【CHINESE】Shikoku no Sugoi!
https://4epo.jp/wp-content/uploads/2016/03/CHINESEShikoku-no-Sugoi.pdf
【GERMAN】Shikoku no Sugoi!
https://4epo.jp/wp-content/uploads/2016/03/GERMANShikoku-no-Sugoi.pdf
【PORTUGUESE】Shikoku no Sugoi!
https://4epo.jp/wp-content/uploads/2016/03/PORTUGUESEShikoku-no-Sugoi.pdf
【French】Shikoku no Sugoi!
https://4epo.jp/wp-content/uploads/2016/03/FRENCHShikoku-no-Sugoi.pdf
第1回全国ユース環境活動発表大会
2月14日(土)に環境省、独立行政法人環境再生保全機構、国連大学サスティナビリティ高等研究所主催の環境活動発表大会が開催され、全国から20校の学校の代表がそれぞれの地域で行っている環境活動の取り組みを発表しました。
発表大会は『自分の高校の「環境活動」の発表を通して伝えること』、『他校の「環境活動」を知り、学ぶこと』を目的として今年度初めて開催されました。
各ブロックから予選を経て発表を行った20校は、地域の課題を解決や地域の自然を守るためなど、それぞれが設定した課題に対し、地域の特色を活かし、学校外の主体と連携・協働しながら、様々な取り組みを行っていました。また、学校によっては専門性を活かした研究などを行っているところもあり、10分という限られた時間の中でそれぞれの活動をアピールしました。
四国ブロックからは、徳島県立小松島西高等学校勝浦校と徳島県立新野高等学校が「緑のリサイクルモデル・刈草堆肥でストップ温暖化!」という共同プロジェクトを、愛媛県立宇和島水産高等学校が「ESDの観点による宇和海の環境保全活動」をテーマに活動を紹介しました。
発表内容は素晴らしいものばかりでしたが、審査の結果、「環境大臣賞」や「環境再生保全機構理事長賞」、「高校生が選ぶ特別賞」、「先生が選ぶ特別賞」、「優秀賞」が決定しました。残念ながら、四国からのエントリー校は受賞には至りませんでした。全体の講評としては、「環境活動のみならず、地域の課題解決を視点として持てるようになればいい」とか、「自治体・企業に加え、NGO/NPOとの連携」、「グローバルな視点を持ち、海外との連携を考えてほしい」、「今後を担う高校生がどのようなことを考えているかが分かり、希望が持てた」などがあり、環境活動を通じて、地域から日本、世界を良くしていけるという共通認識を持つ場となりました。