こどもが運営するまち 「とさっ子タウン」(高知県高知市)
「とさっ子タウン」は、異年齢間の子ども同士のコミュニケーションの場や、地域に対する誇りが持てる「きっかけづくり」の場として、2009年から毎年度夏休みの2日間開催されています。
この事業を運営しているのは高校生、大学生と大人がつくる「とさっ子タウン実行委員会」です。しかし実際に「とさっ子タウン」を運営するのは、参加する約400名の子どもたち(小学4年生~中学3年生)。大人は黒子に徹し、サポート役となります。
子どもたちはまちのルールを学び、ハローワークで職業を選び、給料を得、税金を納めます。通貨はこのまちで使える「トス」。税務署、銀行、新聞社や花屋さん、お菓子屋さんや路面電車の運転士などの他、自らが起業してお店を持つこともできます。また、市長や議員になり、このまちのルールを変えていくこともできます。
もちろん、その結果は自分たちが責任を負いますが、失敗したら話し合いの上、変えることも可能です。こうしたことを通して、自らが考え行動し、その責任を自覚することでまちづくりの大切さを楽しみながら学ぶイベントとなっています。