助成金等情報 [全国] 2021/12/15

2022年度「ネオニコチノイド系農薬に関する企画」公募(~1/31)

お米から果物など幅広い農産物に用いられ、シロアリ駆除剤や家庭用殺虫剤として身近な暮らしにも入り込んでいる浸透性殺虫剤(ネオニコチノイドおよびフィプロニル)――。近年の急速な研究の進展により、環境中での持続的な慢性曝露による無脊椎動物への時間累積的毒性や、食物連鎖を通じた漁業への脅威などが明らかになりつつあります。世界の科学者コミュニティからは、生態系と生物多様性全体を脅かすことへの警鐘が鳴らされるだけでなく、ヒトの母体から胎児への移行や発達神経毒性を懸念する声も挙がっています。
本助成は、予防原則を踏まえて、製薬メーカーの意向や現行の行政判断に左右されない独立の立場からネオニコチノイド系化合物の影響を検証する「調査・研究」活動、浸透性殺虫剤の問題点や最新の研究成果を広く共有する「広報・社会訴求」活動、浸透性殺虫剤を使わないサプライチェーンの確立を目指す「市場“緑化”」活動、国や地方の立法・行政機関に規制強化を働きかける「政策提言」活動を支援します。2021年から始まった国の農薬再評価が進むいま、規制強化へ日本が踏み出すことを後押しできるような成果を期待しています。ふるってご応募ください!

【応募資格】
ネオニコチノイド系農薬(およびフィプロニル)に関する問題提起や、使用の削減ないし中止に取り組む個人および団体(ボランティアグループ、NPO/NGO、公益法人、研究機関、生産者など。地域、法人格、活動実績は不問)

【助成分野と金額】
「調査・研究」「広報・社会訴求」「市場“緑化”」「政策提言」分野(いずれかを選択)
1企画あたりの助成額:上限100万円
※2部門以上にまたがる案件は、1部門を超えるごとに1部門あたり50万円を加算

【助成対象期間】
2022年4月1日~2023年3月31日の間に実施される活動

【応募受付期間】
2021年12月7日~2022年1月31日

【応募方法】
所定の申請用紙に必要事項を記入のうえ、メール添付で公募事務局まで申請してください。
申請用紙はabtウェブサイト(下記の応募書式リンク)からダウンロードしてください。
http://www.actbeyondtrust.org/program/kobo2022/
添付書類が紙媒体の場合、下記送付先まで郵送ください。申請書応募メールに、別途郵送物があることを明記してください。
※送受信のトラブルに備えて、公募担当より受付通知メールを返信いたします。メールでの応募後に返信メールが届かない場合には、必ず電話で公募担当にご確認ください。

【送付先・問い合わせ先】
一般社団法人 アクト・ビヨンド・トラスト 助成係
〒150-0044 東京都渋谷区円山町 5-5 Navi 渋谷Ⅴ 3F
助成担当:八木晴花
電話:070-6551-9266(平日10時~19時)
※12/28~1/3は年末年始休業
Email:grant◎actbeyondtrust.org(メールの際は、◎を@にご変更下さい)

【詳細】
一般社団法人アクト・ビヨンド・トラストホームページ>Information>2022年度「ネオニコチノイド系農薬に関する企画」公募開始しました
https://www.actbeyondtrust.org/info/6099/