四国のおすすめ [徳島県] 2025/12/10

自然のジェラートを“頓服する” TONPUKUの取組

「疲れた時に、アイスやジェラートを食べると元気が出ませんか?」
徳島県勝浦町では、11~3月がみかんの収穫期にあたります。東京から勝浦町にみかん農家として夫婦で移住した石川さんにとって、忙しい時期に疲れた体を癒してくれたのがアイスやジェラートでした。

みかんが出回るシーズンは限られますが、ジェラートなら年中届けることができる上に、自分たちが美味しいと思ったさまざまな素材を使った味を届けることができます。そんな気づきがきっかけとなり、石川さんはあっという間に開業をすることになりました。店名の「TONPUKU」は、体を回復させる際に服用する「頓服する」という言葉に由来し、アイスやジェラートを食べて体を癒した経験が元になっています。

Photo by ヤマザキノブアキ

Photo by ヤマザキノブアキ

TONPUKUが提供するジェラートは、果実の含有量を多めにしているため「圧倒的な果実感」を得られるのが特徴です。また、果実だけでなく地元の産直市や農家から仕入れた、イタドリや山椒といった山の食材を使ったジェラートもあります。山の食材から作ったジェラートの多くは、周りの農家やお客さんの提案から試作されます。

写真は、阿波和三盆トンカ(徳島県の和三盆とトンカ豆)と石川さんが育てたスダチを使ったジェラートです。他にも季節によってさまざまな味のジェラートを作ることができます。

「頓服する」と聞いたら、ジェラートを食べて回復することだと思えるようになってもらいたい!石川さんからお聞きした今後の抱負です。みかんからスタートし、山菜や野菜も取り入れるようになったジェラートづくり。石川さんを取り巻く地域の方々のアイディアを実現し、つながりが広がっています。これからどんなオリジナルのフレーバーが誕生するか楽しみです。

TONPUKUの最新営業時間やイベントへの出店情報は、コチラからご覧ください。https://www.instagram.com/tonpuku.jp/