四国のおすすめ [高知県] 2024/03/22

四国の多文化共生を考える

少子高齢化や人口減少が進む四国でも、在住外国人の方が増えてきました。高知県内では、2023年6月の時点で5,663人という統計(※)もあります。四国の多文化共生もいよいよ本腰を入れて取り組む時期に来ています。(※出入国在留管理庁ホームページ参考)

そんな中、「まぜこじゃKOCHI土佐と世界をいっちきちもんちきち」という軽快な方言を冠したイベントが、高知大学次世代地域創造センター主催で2024年1月20日に開催されました。「いっちきちもんちきち」とは、土佐弁(高知の方言)で行ってきて戻ってくるという意味です。この企画は、地域の国際人材ネットワーク形成事業・高知大学「地域×国際」セミナーとして2023年度から始まり、今回で第2回となります。参加者は約100名、高知県内はもとより四国、四国外から国際交流や地域づくり等に関心のある地域の関係者や企業、自治体など、さまざまな主体の参加が見られました。

 

当日は「地域活性化×国際化」を在住外国人の方と一緒に考え、横断的なグローカル人材のネットワーク形成を進めようと、トランスローカルな学びをテーマとした基調講演や地域での実践報告、3つのテーマにわかれた分科会でのセッションが行われました。このテーマで関係者が集まる機会は、少ないとみられ、活発な交流の機会となりました。

 
 <アイスブレイクでのしばてん踊り>

多文化共生の動きは、今後も加速化するとみられます。今回は地域活性化がテーマでしたが、他にもさまざまなテーマでの企画に関する情報が、四国内でも見られるようになりました。点から線・面へ、四国の多文化共生を身近に感じてもらうための取組は続きます。