四国のおすすめ [愛媛県] 2021/02/18

四国西予ジオの至宝

 何か冒険を想起するようなワクワクするネーミング! ジオとは、ジオパークを指し、四国西予ジオパークにおいて育まれた珠玉の商品とのこと。これはしっかりチェックしたい!!ということで、四国西予ジオパーク推進協議会事務局長・高橋司さんにお話しをうかがいました。

【四国西予ジオパークの特徴】
 西予市は、2004年(平成16年)、東宇和郡4町(宇和町、野村町、城川町、明浜町)と西宇和郡三瓶町、合計5町が合併したことにより、東は四国カルストを擁する山地で高知県と境を接し、西はリアス海岸の地形の宇和海、標高も1400mから海抜0メートルまで、多様な地形・地質を誇ります。その特性を魅力として発信するとともに、合併前の町を超えた一体感を醸成するために、ジオパークを市の政策・施策の柱とした活動を展開し、2013年(平成25年)9月、日本ジオパーク委員会から市全域が日本ジオパークに認定されました。

 見どころは、日本列島になる以前の古い大地の変動を表す地層が東西に並び、なかには4億年以上前の日本最古級の岩石も顔をのぞかせるという、地質の多様性。また、海・里・山を舞台に、多様で豊かな自然に寄り添う人々の暮らしが繰り広げられていることが重要であり、大きな特徴となっています。

【四国西予ジオの至宝とは】
 食べ物も地形や地質と深い関係にあり、グルメもジオパークの大事な要素です。四国西予ジオパークが有する海抜0mから標高1,400mの標高差の中から産み出される魚介類、柑橘、米、ぶどう、栗、乳製品など、種類も味わいも多彩な産物・加工品を「ジオの恵み」として売り出しています。

 一方、多品目であることが強みである反面、他産地との差別化が図りにくいという悩みがありました。そこで、ジオの恵みの中から地形、地質、そこで暮らす人々の営みといった地域性を打ち出し、大地の特徴を生かしたストーリー性、独自性、安全性、市場性などで高い基準を満たす優れた逸品を「四国西予ジオの至宝」として認定し、発信することによって、四国西予ジオパークの認知度の向上に取り組んでいます。

 
 

 

 

 

 

 

 現在、奥地あじとその加工品、明浜産真珠ネックレス、田力米、カマンベールチーズ森のロマン、四国カルスト天然水ぞっこん、豆道楽豆腐など、9品目を認定しています。
 四国西予ジオパークのHPでは、ジオの至宝一つひとつについて、至宝を生み出す地形・地質・気候などの自然条件と生産者の思いを、迫力のある画像で紹介する「ストーリー」を公開しています。
豊かな自然の恵みを活かす智恵と技術を継承し、創造する人々との出会いも楽しみに、新型コロナウイルスが収束したら「ぜひゆっくりと西予市へ!」との思いを強くしました。

【西日本豪雨からの復興とともに】
 2018年7月の西日本豪雨は、西予市の各地域に甚大な被害をもたらし、現在も復興のさなかにあります。被災によってジオパーク事業を今まで以上に推進する思いを新たにしたと高橋さんは話します。「地域にとって、地球にとって、より意味のある活動を行うことが重要との意識を強くし、ジオパーク活動を支える組織・団体・企業やサポーター、行政機関が情報共有を進め、連携することがカギとなると考えています」。

 多様で質の高い地域資源をいかにプロデュースし、伝えていくか。地域循環共生圏の構築とも重なるジオパーク活動の展開に期待を寄せ、注目していきたいと思います。

 四国西予ジオの至宝 http://seiyo-geo.jp/sihou/
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