お知らせ・募集 [香川県] 2016/02/09

瀬戸内にソーシャルイノベーションを起こせる人材、求む!

認定NPO法人瀬戸内オリーブ基金からの求人募集のお知らせです。

◆企業・団体概要
 設  立:2000/11/15
 
 代表者名:岩城 裕
 
 住  所:香川県小豆郡土庄町豊島家浦3837-4 
 
 従業員数:11名
 
 事業内容:
 「豊島から緑を」「瀬戸内に緑を」をテーマとし、瀬戸内海周辺の環境保全、再生、創造に関する活動に
 対し、その活動経費を助成する。
 ・植樹事業
 ・環境教育事業
 
 業  種:自然保護団体

 WEB:http://www.olive-foundation.org/

◆募集要項
-募集の背景
NPO法人瀬戸内オリーブ基金は、豊島の有害産業廃棄物不法投棄事件の公害調停成立を機に生まれた自然保護団体です。2000年の設立以来、瀬戸内海の自然を守ること、再生することを目的に活動しています。これまでは助成を通じた植樹活動が中心でしたが、現在は直轄事業として瀬戸内海の国立公園を復元する活動や環境教育も行っています。約1haのオリーブ園も運営し、高い品質のオリーブオイルを生産しています。
2010年に国税庁、2015年に香川県の認定NPOとなっています。
瀬戸内オリーブ基金の仕事については http://www.olive-foundation.org/ をご覧ください。
瀬戸内オリーブ基金は正会員11名で運営しており、その内2名が豊島の事務所に勤務しています。豊島事務所の1名が近々に退職するため欠員を募集します。今後事業の中心を植樹から環境教育へと移行する計画もあり、運営の中核を担うスタッフを募集しています。直轄事業として取り組んでいる瀬戸内海国立公園の復元活動やオリーブ栽培などフィールド作業だけに専念するスタッフも募集していますので、将来オリーブ栽培を目指す人にも応募いただけます。
仕事内容 「事務局職員」または「フィールド作業専任職員」を募集します。

-事務局職員(常勤職員または非常勤)
 職務内容:
 (a) 基金の運営にかかる職務全般…企画・助成事業の実施・直轄事業の実施・会計・事務所管理・ボランティア受入れなど
 (b) 豊島・ゆたかなふるさとプロジェクト(国立公園復元事業)のリーダー
 (c) オリーブ関連事業のリーダー(栽培・搾油・製造・販売)
 職務を分析して新しい提案ができる方を求めています。

-オリーブ栽培等フィールド作業専任職員(非常勤)
 職務内容:
 事務局職員の職務内容のうち、(b)(c)に該当する職務/年間130~150日程度の作業があります。マネージャーやコーディネータのような立ち位置です。

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職務内容(a):事務局の仕事
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●民家に事務所をおいています。パソコンを前にした書類作成など事務の仕事だけでなく、島外に出かけて関係者との交渉など対人の仕事もあります。
●理事からの包括指示に従い業務を遂行しますが、遂行にあたっては理事から細かな指示があるわけではなく、事務局職員の裁量に負う範囲が大きいです。よって、好奇心や向学心があり提案型の人間でないと務まらないかもしれません。
●OJTはありません。ある程度の実務能力が必要です。
●基本的に土日を休みとしていますが、土日に業務を行うことも多く、変則的な勤務体系となることを覚悟してください。土日に出勤した場合は、前後の週で休みを取り調整しますが、うまくいかないこともあります。深夜残業が続くようなことはありません。
●宿泊を伴う出張もあります。月1回大阪で会議があります。

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職務内容(b):豊島・ゆたかなふるさとPJ(国立公園復元事業)の仕事
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豊島の西の一角は瀬戸内海国立公園内ですが、砂や土の採取、産廃の不法投棄等で破壊されてしまいました。この場所を国立公園にふさわしい状況にし、環境教育の場として活用する事業です。着手してまだ数年の立ち上げたばかりの事業です。主に次のような仕事があります。
●作業計画の立案/作業監督/学術関係者との調整/ボランティア受入れ
●屋外での作業が中心です。
●チェーンソー、刈払機、バックホー(パワーショベル)を使った林業や土木工事に近い作業もあります。チェーンソー、刈払機、バックホーの使用経験は問いません。必要となる教習や安全教育講習を受講していただきます。

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職務内容(c):オリーブ栽培の仕事
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2年前に1haのオリーブ園の管理を引き受け、今年度から瀬戸内オリーブ基金の収益事業部門として運営しています。農業経営として成り立つようにするのが当面の目標です。
●地元の方数名が働いていますので、栽培リーダーとして作業を進める仕事です。農業ですので、夏の暑さ、冬の寒さがあります。
●未経験者可。農業改良普及センターの作業カレンダーに則り作業を進めます。年数回、栽培研修に派遣します。
●栽培・搾油・製造・販売と作業は多岐にわたります。
●年間を通じて作業があり、特に11月は収穫と搾油作業のため多忙です。
期待する成果 事務局としての活動を行うことを通じて、当基金の活動が活発になり、当基金に対する社会的な信頼を高めること。
対象人材像 素直で誠実な方。環境問題や過疎の問題について関心が高く、仕事を通じて社会に貢献したいと考えている方。対外的・対内的にコミュニケーションが取れる方。過疎の島に在住することについてご家族の理解が得られる方。

-学歴・年齢・性別について
 □事務局職員:不問。
 行政や大学との交渉がありますので相応の能力が必要です。

 □フィールド作業専任職員:不問。
 作業計画立案、栽培履歴管理、薬剤準備作業に対して相応の能力が必要です。

-応募資格
 □事務局職員:普通自動車免許/ITスキル(Word、Excel、PowerPointの基本的な使い方ができること)

 □フィールド作業専任職員:普通自動車免許

-技能取得について
 下記の免許・資格取得・講習にかかる費用を支給します。
 中型自動車免許[常勤職員のみ]/チェーンソー・刈払機の労働安全特別教育等修了/バックホーの労働安全特別教育等修了/食品衛生責任者/その他ボランティア活動に必要な資格・技能講習

-勤務地
 香川県小豆郡土庄町豊島
 離島勤務です。住居を用意または住宅手当を支給します。
 高松から船で35分、小豆島と直島の間にある人口800人強のコンビニもない離島です。有害産業廃棄物の不法投棄事件は全国的なニュースとなりました。近年は瀬戸内国際芸術祭の会場となっています。
 ・移住する方には住宅を用意(または住宅手当を支給)
 ・高松等から通勤希望の方はご相談ください

-勤務時間
 □事務局職員:8:30~17:30(休憩1時間)
 
 □フィールド作業専任職員:8:00~17:00頃(季節により変わります)

-給 与
 □事務局常勤職員:20~25万円+賞与年1回

 □非常勤職員:面談の上決定

-福利厚生
 □事務局常勤職員:健康保険、厚生年金、雇用保険
 
 □非常勤職員:勤務日数等により関係法令に則り対応

-休日・休暇
 □事務局常勤職員:概ね8:30~17:30(休憩時間含む)だが、作業内容により変動する。原則土日が休みだが、出勤となることも多く変則的です。繁忙期には休みがとりづらいこともあります。残業手当なし。

 □フィールド作業専任職員:作業カレンダーによる

職場の雰囲気 与えられた仕事というのはなく、目的を達成するために個人の才覚を発揮して取り組みます。理事からは包括的な指示があり、職員の裁量が広くあります。職員から新事業を提案することが奨励されています。
事務所は島の民家を賃借しており、都会のオフィスとは違います。
入社後1ヶ月のイメージ 一人前の職員としてばりばり活動していると思われます。

-応募方法
http://www.etic.or.jp/drive/job/1102
↑こちらのエントリーフォームよりお問い合わせ下さい。

その後、履歴書送付の詳細などについては、採用担当者よりご連絡致します。
応募にあたっての質問 この募集内容を見てあなたがイメージした仕事内容と当基金の業務にずれがあるとマッチングがうまくいきません。就職いただいても失望させる結果となるかもしれません。あなたがイメージする仕事とその仕事を通じてあなた自身が得たいもの、成し遂げたいものについて教えてください。ご記入いただいた内容に対しては、こちらからも情報を提供いたします。
選考プロセス 書類選考・課題レポート・面接
その他 応募締切:2月末から選考を開始し、採用決定次第終了します。

-代表者メッセージ
メッセージ 瀬戸内海周辺で環境保全・自然回復を目指す団体に有意義な助成をすることにより、瀬戸内海の環境問題の解決と次世代に豊かな自然を残したい。
瀬戸内海の環境保全・自然回復のために有意義な活動を自ら発案し、それを実現していきたい。
創業の経緯
・社会的背景 当基金は、2000年に豊島公害調停が成立したことをきっかけとして、建築家の安藤忠雄氏と豊島住民弁護団の団長であった故中坊公平氏が呼びかけ人となって、設立された。2001年から瀬戸内海を囲む府県で緑化や自然保護活動をしている団体・個人に活動資金の助成を開始。2003年から瀬戸内海の環境保全に取り組んでいる瀬戸内海環境保全知事・市長会議と協同した緑化活動を開始。2007年にNPO法人となり、企業のCSR活動との連携を強化している。
ビジョン
・ミッション ・瀬戸内海地域の「美しい自然」を守り、「美しいふるさと」を未来に伝えていく
 ・瀬戸内海と、流れ込む河川流域における植樹活動への助成活動を行う。
・環境教育活動に助成する。
・自然保護・環境保全活動の直轄事業。
・環境保全活動の情報発信、マーケティング活動を実施する。
事業の現状
と課題 ・これまで植樹の助成を中心とする活動を行ってきたが、植樹のニーズに限界があり、環境教育への助成を含め新たな展開が必要と認識、模索している。
・収入源は、特定の企業における募金収入の割合が大きく、資金調達手段の多様化と安定的収入の確保が課題である。
・上記の課題をイノベーティブな手法で解決していくために、環境保全、生態系保護、環境教育、環境マーケティング、ファンドレイジングなどの業務で活躍する人材を強化していきたい。