愛媛県が、アライグマ・ニホンカワウソ情報の募集についてお知らせ
愛媛県では、下記詳細ページの別添のとおりアライグマ・ニホンカワウソ情報提供啓発チラシを、ホームページに掲載するとともに、関係機関・団体等に配布し、生息情報等を募集しています。
【ニホンカワウソと思ったら】
愛媛県立衛生環境研究所内 生物多様性センターまで TEL:089-948-9678
■ニホンカワウソの特徴
体は潜水するために細長く、尾は基部が大きく胴との境が不明瞭で太くて長い。頭胴長と尾長の割合は3対2である。短足で四肢に「みずかき」がある。爪は短く耳も極めて小さい。
■ニホンカワウソの生態
夜行性のように見えるが、薄明薄暮に活動して、昼間は真水の流れる場所に「ねぐら」「やすみ場」を作り、そこで休息する。夜間は採餌のため川、沼、海を行動し魚類を捕食する。粗食で小魚(10cm)は丸呑み、中型魚(10cm~20cm)は数cmに噛み切って呑み込むが大きい魚は骨、頭、尾を残し皮、身、臓物を片側から順次食す。川エビは丸呑みし、カニの殻は食さない。糞は「ねぐら」「やすみ場」の近くや岩の上に、砂地では脱糞し砂をかけ次回はその上に重ね、脱糞する。いずれも溜め糞する。行動中の脱糞はサインポストで、川原や海岸の石や岩の上に少量する。糞の未消化の骨、うろこ殻を混入するが餌が不足すると液状糞をする。行動の範囲は広く「ねぐら」「やすみ場」を作りこれを利用して行動する。巣穴はこれとは別で自然の岩穴や木、竹、しだの根の下等を掘って作る。10月~11月に発情し約2ヶ月で1~2頭を出産する。
【アライグマ情報求む!!!】
アライグマは、ペットが野生化し定着したもので、特定外来生物に指定されており、県内でもすでに四国中央市(H23年)・新居浜市(H22年)・東温市(H21年)で捕獲等生息が確認されています。正式な被害報告は県内では、まだありませんが、香川県等近隣県では生活環境、農林水産業へ大きな被害を与え問題化しており、本県においても、早急な現状把握と、早期の対策が求められています。
■特徴
・眉間に黒い筋、目の周りにマスク模様がある
・髭は白く、耳は大きく白い縁取り
・全体的に白っぽく、特に足は白い部分が多い
・足跡は5本の指がはっきりと分かれている
・尾は長く(30cm程度)、リング状の縞模様
・神社仏閣等の屋根裏・壁中を寝床に利用することも
愛媛県では、アライグマの情報を集めています。捕獲・目撃・痕跡等の情報がありましたら、御連絡ください。
生物多様性センター TEL:089-948-9678(愛媛県立衛生環境研究所内)
【詳細】
愛媛県ホームページ>くらし・防災・環境>環境>自然保護>アライグマ・ニホンカワウソ情報の募集について
https://www.pref.ehime.jp/h15800/kawausoaraiguma.html