お知らせ・募集 [全国] 2023/01/19

環境省が、第5回環境カウンセラー環境保全活動表彰の受賞者の決定についてお知らせ

今般、特に優れた環境保全活動を行った環境カウンセラー(※)に対して、その活動をたたえ、社会に広く知らせるため、環境大臣から表彰状を授与することになりました。受賞者は以下のとおりです。
なお、表彰式は新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催いたしません。[環境省ホームページ 報道発表資料より]
※環境カウンセラー登録制度は、自らの知識や経験を活用して市民・NGO・事業者などが行う環境保全活動に対し助言等を行う者のうち、一定の要件を満たす者を「環境カウンセラー」として登録し、その活用を促すことにより、市民や事業者等の環境保全活動の推進に資することを目的として平成8年に環境庁告示に基づき創設されました。
参考:環境カウンセラー登録制度HP(https://edu.env.go.jp/counsel/

【受賞者紹介】
■環境大臣賞
・市民部門 倉田 智子
国立公園ボランティア参加の経験から、手賀沼・印旛沼水系の保全活動に従事し、環境カウンセラー千葉県協議会員として地元市と環境展を開催。環境学習の講師や市総合基本計画策定委員会委員等として活動している。
また、平成4年からフィリピン・ミンダナオ島での熱帯林保全再生活動に参加しているほか、ガラパゴス諸島の自然環境調査を実施して見聞録にまとめ、環境保全の発信に努力している。
・事業者部門 阪元 勇輝
環境カウンセラー登録制度開始に伴いネットワークの必要性を認識し、奈良県協会の設立や他の環境カウンセラー組織との連携を進めた。
環境省の環境マネジメントシステム「エコアクション21」の認証制度創設に向けたパイロット事業から参加し、地域事務局を設立した。また、省エネルギー・CO2排出削減技術の研究・開発に従事したほか、国や自治体の環境・エネルギー政策に関わる検討委員を歴任している。

■脱炭素社会貢献賞
・市民部門 飯尾 美行
高校教員として、環境ボランティアや環境ISO内部監査員養成等を通した「地球にやさしいエンジニア」の育成に取り組むとともに、環境リーダー育成のための環境教育プログラムを作成。国内の環境教育会議や国際会議等に参加し、活動報告・研究報告をしている。また、静岡県環境カウンセラー協会理事長として自治体との連携を図り、地球温暖化対策や自然環境保全に取り組んでいる。
・事業者部門 安澤 典男
北海道環境カウンセラー協会で自治体の環境施策推進に協力。行政やエネルギー関係機関の依頼を受け、エネルギー管理士登録特別研修やエネルギー管理員養成研修の講師を担当している。
中小企業の省エネ対策を進めるため、診断・対策実行・効果検証の支援システムを構築した。また、自治体の水素関連産業参入プラットフォーム事業に参加してさまざまな技術開発を進め、移動式水素ステーションと燃料電池車(FCV)の導入を推進している。

■循環型社会貢献賞
・市民部門 松浦 陽子
東大阪環境カウンセラー協会・消費者団体協議会長として、ごみゼロ社会実現を目指し、東大阪市のプラスチックごみゼロトライ宣言(平成元年)に伴って、マイバック・マイボトル普及、ノーレジ袋啓発によるプラスチックごみの削減に取組んだ。
また、食品ロス削減や恩智川の環境整備に努め、周辺地域と連携しながら8kmにわたって菜の花を栽培。児童・生徒を対象とした「水辺の楽校」の開催や、高齢者を対象とした自然観察会の企画講師を務めている。
・事業者部門 冨川 昌美
武蔵野・多摩環境カウンセラー協議会を設立。初代理事長として、首都圏が抱える様々な課題に対して環境保全活動を推進した。
次世代の育成に当たっては小学校への出前授業として、プラスチックの種類やリサイクルを解説する他、実験を通じて身近な課題に対して学習する授業等を実施。また、放課後学習で身近な自然と生命の学習を進め、さまざまな工作プランを作成している。

■自然共生社会貢献賞
・市民部門 小林 由紀子
市民主体で地域の自然環境を保全するため創意工夫した森づくり、川づくりに取り組んだ。特に、学校教育において、地域河川の特性を生かした調査やゲームを用いて水循環を理解するための継続的学習プログラム、アクティブラーニングを活用した授業を提供した。
また、県・岐阜市・美濃加茂市等と連携して木曽川水系の河川環境保全活動を進めるとともに公民館活動の生涯学習で緑のカーテン、省エネ等の普及に取り組んでいる。
・事業者部門 田口 文昭
杉並環境カウンセラー協議会で樹木観察会を開催。杉並区主催エコフェスタでは児童生徒向けに木の葉や木の実の工作を指導しているほか、千代田区等の依頼を受け、樹木医として千鳥ケ淵・真田掘・四谷見附等で桜の診断・保全に当たるなど都市緑化の向上に努力している。
また、環境研修の講師や環境カウンセラーを目指すリーダー養成セミナーを開催。プログラム作成と講師として指導を行っている。

■地域特別貢献賞
・市民部門 重岡 廣男
市街地に位置する丘陵地が放置竹林の拡張で荒廃したことから、多様な動植物を保全して市民が憩う緑地の再生に取り組んだ。
周辺で活動する個別の4グループを谷津山再生協議会として統合。関係機関と連携して活動し、竹粉を生かした生ごみの堆肥化や貴重なミヤコワスレの保全を進め、地域全体でごみ減量やリサイクルなど環境学習を推進している。
・事業者部門 環境カウンセラーズぐんま
多年にわたり、群馬県と「みんなの環境フォーラム」を共催。近年は群馬で考えるSDGsをテーマに少子高齢化・自然・交通・温暖化等の解説や提言を行うとともに、ラジオ放送番組で発信するほか、環境白書を読む会の開催や講師派遣、県エコドライブ推進協議会の事務局運営など幅広い活動を展開している。

【連絡先】
環境省大臣官房総合政策課環境教育推進室
代表:03-3581-3351
直通:03-5521-8231

【詳細】
環境省ホームページ>報道・広報>報道発表一覧>第5回環境カウンセラー環境保全活動表彰の受賞者の決定について
https://www.env.go.jp/press/press_01053.html