お知らせ・募集 [全国] 2021/06/22

令和3年度気候変動アクション環境大臣表彰 募集開始のお知らせ(~7/30)

環境省では、気候変動対策推進の一環として、顕著な功績のあった個人・団体をたたえるため、
「気候変動アクション環境大臣表彰」を行っています。また、優れた CO2 排出削減技術の創出等を促進するため、
受賞者に技術開発実証事業の優先採択権を付与(予定)する特別枠を今年度から新たに設けました。

【目的】
「気候変動の緩和(温室効果ガスの排出抑制対策)」及び「気候変動への適応(気候変動の影響による被害の回避・軽減対策)」に関し顕著な功績のあった
個人又は団体(自治体、企業、NPO/NGO、学校等。共同実施も含む。以下同じ。)に対し、
その功績をたたえるため、表彰を行う。

また、今般、我が国は2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロとする、2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを宣言したところであり、この目標を達成するためには、優れたCO2排出削減技術の創出及び社会実装の加速化が不可欠であることから、気候変動アクションのうち「気候変動の緩和」に向けた取組をより一層促進させるとの観点により、本表彰に新たに特別枠を設け、脱炭素社会構築に貢献するイノベーションの卓越したアイデアと、その迅速かつ着実な社会実装が期待できる確かな実績・実現力を有する者について表彰を行うこととする。

※「気候変動の緩和」とは、温室効果ガスの排出削減と吸収の対策を行うことを指す。省エネの取組や、再生可能エネルギーなどの低炭素エネルギー、CCSの普及、植物によるCO2の吸収源対策などが例として挙げられる。
※「気候変動への適応」とは、既に起こりつつある気候変動影響による被害への回避・軽減のための備えと、新しい気候条件の利用を行うことを指す。豪雨、小雨や熱波などの異常気象への対策やサプライチェーンも含めた気候変動リスク管理などが例として挙げられる。

【表彰者】
環境大臣が表彰する。

【対象部門】
表彰の対象とする功績は下記の3部門とする。なお、活動については、国内活動に留まらず、
国際的に活動することにより、国際貢献に係る活動を含むものとする。

1.開発・製品化部門
(緩和分野)
省エネ技術、新エネ技術、省エネ製品、省エネ建築のデザイン等、国内外の温室効果ガスの排出を低減する優れた技術の開発によりその製品化を進めたこと(商品化されていないものを含む。)に関する功績。

(適応分野)
農林水産業、自然災害、水資源・水環境、自然生態系、健康等の各分野で、気候変動の影響による国内外の被害を回避又は低減する優れた技術の開発により、その製品化を進めたこと(商品化されていないものを含む。)に関する功績。

2.先進導入・積極実践部門
(緩和分野)
コージェネレーション、ヒートポンプ、新エネ製品、省エネ製品、省エネ型新交通システム、省エネ建物、ESG投資、脱炭素経営等、国内外の温室効果ガスの排出を低減する技術や製品、企業戦略の大規模導入・先導的導入及び積極的な活用、地球温暖化防止に資するライフスタイルや、地域における効果的な節電等に関する積極的な実践に関する功績。
(適応分野)
農林水産業、自然災害、水資源・水環境、自然生態系、健康等の各分野で、気候変動の影響による国内外の被害を回避又は低減する優れた適応策の先進的導入及び積極的実践、企業や地域等の気候変動への強靱性や持続可能性の向上を目的とした気候変動リスク分析及び適応策の導入における積極的かつ先進的な取組に関する功績。

3.普及・促進部門
(緩和分野、適応分野共通)
地球温暖化防止に資するライフスタイル普及・促進活動、地域における効果的な節電に関する普及・促進活動、植林活動等、気候変動を防止する活動や、地域における農林水産業、自然災害、水資源・水環境、自然生態系、健康等の各分野での気候変動への適応に関する普及・促進活動、気候変動の影響等に関する情報の収集・発信、その他学校や市民、企業内における教育・普及・啓発・持続可能な未来に向けた価値観、行動、ライフスタイルの変容等継続的な取組(活動実績が概ね3年以上の継続性を有すること。)に関する功績。

・気候変動アクション環境大臣表彰(イノベーション発掘・社会実装加速化枠)
CO2削減に資する技術の開発・実証等の実績を有するとともに、下記テーマに合致した、脱炭素社会構築に貢献するイノベーションの開発・実証と実用化向上に向けた卓越したアイデア、その迅速かつ着実な社会実装が期待できる確かな実現力を有する団体を表彰の対象とする。
※本枠については、自薦かつ団体での応募のみ可とする。
※気候変動アクション環境大臣表彰(イノベーション発掘・社会実装加速化枠)から大賞の選出はせず、受賞者には令和4年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業の本公募における優先採択(暫定採択)権を付与する予定である。

【応募について】
令和3年度気候変動アクション環境大臣表彰選考に向けた募集を下記のとおり行います。
実施要領、応募の手引きをお読み頂き、該当する応募申請様式にご記入のうえ電子メールにて下記の事務局まで送信ください。(郵送不要)
また、本事業の応募に関する質問については、事務局にお問い合わせください。

【表彰の種類】
■気候変動アクション大賞
気候変動アクション環境大臣表彰に選考された表彰対象者の中から、活動の取組内容、実績並びに気候変動の緩和及び気候変動への適応への貢献度等を総合的に判断し、特に著しい功績をあげたものを環境大臣が決定する。
 
■気候変動アクション環境大臣表彰
気候変動アクション環境大臣表彰選考委員会による審査を経て環境大臣が決定する。
 
■気候変動アクション環境大臣表彰(イノベーション発掘・社会実装加速化枠)
優れた CO2 排出削減技術の創出及び社会実装の加速化を図るため、CO2削減に資する技術の開発・実証等の実績に加え、脱炭素社会構築に資する革新的な技術開発・実証の将来構想・計画性等について、気候変動アクション環境大臣 表彰選考委員会分科会において総合的に審査を行い、同選考委員会での審議を経て選出された表彰対象者の中から、環境大臣が受賞者として決定する。
 
■気候変動アクション ユース・アワード(選考委員会の奨励賞)
 未来の気候変動アクションを担うユース層(大学生以下が主体となる団体を想定)の中から、気候変動アクション環境大臣表彰選考委員会が審査を経て決定する。

【募集期間】
2021年6月10日(木)~7月30日(金)17:00
※電子メールでのみ受付
※その他の事項、関係資料に関しては下記詳細ページよりご確認ください

【お問い合わせ先】
令和3年度気候変動アクション環境大臣表彰 運営事務局
(一般社団法人地球温暖化防止全国ネット内)
〒102-0074 東京都千代田区九段南3-9-12 九段ニッカナビル7階
担当:黒田・松本(貴)・井原

E-mail:mea◎zenkoku-net.org(◎を@に変換してご使用ください)
TEL:03-6273-7785
FAX:03-3263-1010
※対応時間:10時~17時(土・日・祝日を除く)

(イノベーション発掘・社会実装加速化枠に係る問合せ)
令和3年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業事務局
一般社団法人国際環境研究協会
担当:関川・角井
E-mail:koubo-ontai◎airies.or.jp (◎を@に変換してご使用ください)
TEL:03-5812-2105
FAX:03-5812-2106
※対応時間:10時~17時(土・日・祝日を除く)

【詳細】
環境省ホームぺ―ジ>政策分野・行政活動>政策分野一覧>地球環境・国際環境協力>地球温暖化対策 気候変動アクション環境大臣表彰 応募について
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/min_action_award/application.html