お知らせ・募集 [香川] 2021/05/14

政策決定者向け自然エネルギーセミナー(5/26)

一昨年末に始まった新型コロナウィルスの感染拡大は世界に広まり、世界は一変しました。日本でも、変異型の拡大によって感染確認者数が急激に増加しています。そのような状況下で、医療の逼迫とともに経済の低迷や格差の拡大が大きな社会問題となっています。これは、日本だけでなく、世界全体の問題です。

併せて、気候危機問題も世界全体に共通する喫緊の課題です。温室効果ガス排出量の削減をすすめ「2050年までに排出量ゼロ」とし、それによって地球の平均気温上昇を産業革命期から「1.5℃上昇」以内に抑えることは世界全体の共通目標になりつつあります。問題は「それをどのようにして実現するか」です。

世界では、多くの地域で自然エネルギーが最も低コストのエネルギーになってきたことを背景に、化石燃料から自然エネルギーへのエネルギー転換(エネルギーヴェンデ)をすすめる「脱炭素」の流れが加速しています。多くの国・州・自治体・企業や諸団体などが「2050年まで(あるいはもっと早く)に自然エネルギー100%を実現する」という目標を掲げ、行動しています。自然エネルギー事業は、原発や化石燃料よりもより大きな雇用創出や経済波及効果があります。それゆえ、昨今のコロナ禍からの経済回復政策として「グリーンリカバリー」がさまざまな形で提唱され、EUでは政策として具現化されています。

これに対し日本では、これからも化石燃料(とりわけ石炭)や原発を使い続けようとする人たちが、国政の上で大きな政治力をもってエネルギー政策を動かしています。しかし、化石燃料や原発は、世界で市場競争力を失いつつあり、併せて化石燃料由来の電気を用いることそのものが、今後は世界市場から受け入れられなくなります。遅ればせながらも、日本も自然エネルギー社会に向けて舵を切ることが求められています。

地域から自然エネルギー事業を興し、併せてエネルギー効率の向上を図る諸政策を取ることを、足元から考え、具体化していく。そのための第一歩として、このセミナーを行います。多くの方の参加をお待ちしています。 

【名 称】
グリーンリカバリーセミナー 〜政策決定者向け自然エネルギー講座〜

【日 時】
5月26日(水)17:00〜18:30(前半プレゼン、後半質疑応答:前半だけの参加も可)

【対 象】
地方自治体の議員・首長(ないし経験者)

【テーマ】
グリーンリカバリー

【参加費】
資料代500円程度
 
【参 加】
(A)会場参加 ないし (B)Web参加
 ※いずれも事前申し込みが必要です。

【参加申込】
次の形でメールでお願いします(メールアドレスは後述)。
(1)件名「GRセミナー申込」でお願いします。

(2)内容
   ①氏名 (初めての方は簡単な自己紹介を添えて下さい。)
     ②参加形態:(A)会場参加・ (B)Web参加
(3)問い合わせや参加申込みは、可能な限り直前まで受け付けます。

(A)会場参加について
【場 所】
四国環境パートナーシップオフィス(四国EPO・高松市寿町2-1-1第一生命ビル3階)
https://4epo.jp/about/access

・感染症予防のため、参加は5名までとします。必ずマスク着用をお願いします。
・入口にアルコール消毒液がありますのでご利用ください。
・咳エチケット・頻繁な手洗い・手指消毒などをお願いいたします。
・申し込みされた方で当日、体調がすぐれない場合、ご来場をご遠慮ください。
 (メールで事前に連絡いただければ幸いです。)
・当日来所された方には連絡先(名前・所属・電話番号)の記録をお願いします。
・申込先:stnylbv4926◎mb.pikara.ne.jp(メールの際は、◎を@にご変更ください。)柏まで

(B)Web参加について
・Zoomを利用します。
 参加方法などは、お申込みいただいた方には開始前にメールで連絡差し上げます。
・運営上不行き届きなことが起こるかも知れません。その節はご容赦ください。
・参加ご希望の方は、メールでお申し込みください(申込先は、(A)と同じメールアドレスへ)。

【今後の予定】
 地域におけるグリーンリカバリー、自然エネルギー条例、地域経済循環、
 地域主体の自然エネ拡大と省エネによる雇用拡大と地域経済の活性化など、
 政策的なテーマに特化した内容の連続講座として、月1回程度の開催を検討しています。