徳島フォレストサイエンスシンポジウム(1/27)
徳島県,徳島大学,鳴門教育大学,徳島県建築士会及び徳島森林づくり推進機構は,「徳島県林業の成長産業化及び関連産業の振興に関する協定」締結(平成28年11月22日)を機に,「フォレストサイエンスゾーン」を構築し,相互の協力と一層の連携強化の下,それぞれが持つ強みを活用して,次世代を担う人材の育成と研究開発を進め,新たなイノベーションを創出していくこととしています。
今回,“徳島の林業の成長産業化を考える”と題し,森林林業関係者をはじめとする広く県民の皆様に,森林資源を巡る最新の研究成果に触れて頂き,本県林業が成長産業へと発展するための課題について共に考えることを目的としてキックオフシンポジウムを開催します。
【日 時】
平成29年1月27日(金) 午後1時30分から午後4時30分まで
【場 所】
徳島大総合科学部地域連携プラザ けやきホール (徳島市南常三島町1-1)
【入場料】
無料
【内 容】
○第一部 13:30~14:35
1 フォレストサイエンスゾーンとシンポジウムの趣旨説明
徳島県立農林水産総合技術支援センター所長 柴折史昭
2 基調講演
(1)「森林資源の高度利活用システムの開発」
講師 徳島大学大学院生物資源産業学研究部 教授 中村嘉利
講演概要
低炭素・循環型社会の実現や森林環境保全のために未利用森林バイオマスの高度有効利用法を探ります。
今,話題のセルロースナノファイバーなど木材構成成分由来の機能性製品がもたらす木質バイオマス資源の高付加価値化,さらには地球環境問題の解決の糸口も見出します。
(2)「年輪と年縞からひもとく環境文明史」
講師 鳴門教育大学 教授 米延仁志
講演概要
樹木の年輪は,過去の環境変動の天然の記録計です。また,年輪の変動パターンを利用して,古建築物や仏像といった文化財の年代を決定することができます。
こうした「年輪年代学」の研究成果と,樹木年輪と同様に1年1年の縞をつくる湖沼の堆積物に着目した,高精度な年代測定方法の開発や古環境復元についての研究成果を紹介します。
○第二部 14:45~16:30
3 パネルディスカッション
「林業・木材産業のイノベーションと人材育成~成長産業として発展するために~」
■コーディネーター
鳴門教育大学 副学長 尾﨑士郎
■パネラー
・徳島大学生物資源産業学部 学部長 辻 明彦
・徳島県建築士会 会長 笠井義文
・徳島森林づくり推進機構 専務理事 阿部克己
・徳島県教育委員会 学校教育課長 後藤浩代
・県立農林水産総合技術支援センター 経営研究課長 網田克明
○パネル展示
徳島県立農林水産総合技術支援センターの研究成果
・徳島すぎ心去り平角材の開発
・耐水性に優れた準不燃木材の製品化
・徳島すぎの乾燥による樹幹内部位別板材の幅寸法変化
・異なる条件で植栽したスギコンテナ苗について
・皆伐地におけるニホンジカ誘引捕獲
・小麦全粒粉を用いた菌床シイタケ栽培
・屋外簡易施設におけるアラゲキクラゲ菌床栽培
【主 催】
徳島県・国立大学法人 徳島大学・国立大学法人 鳴門教育大学・公益社団法人 徳島県建築士会・公益社団法人 徳島森林づくり推進機構
【お問合せ先】
徳島県立農林水産総合技術支援センター 高度技術支援課 資源環境担当
〒779-3233 徳島県名西郡石井町石井字石井1660
電話:088-674-1922 ファクシミリ:088-674-1003
E-Mail:koudogijutsushienka◎pref.tokushima.jp(メールの際は、◎を@にご変更下さい)
【詳 細】
徳島県ホームページ>新着情報>徳島フォレストサイエンスシンポジウムの開催http://www.pref.tokushima.jp/docs/2017010400032/