江崎保男博士「山階芳麿賞」受賞記念シンポジウム コウノトリが舞う地域づくり
2017年、徳島県鳴門市で3羽のコウノトリが巣立ちました。日本においては、1971年に野外のコウノトリが絶滅して以来、但馬地域周辺以外では初めての野外繁殖の成功でした。翌2018年にも2羽が巣立ち、県外からの飛来数も飛躍的に増え、2019年2月現在、十数羽が定着・滞在しています。しかし、徳島県内での繁殖はまだ1ペアのみであり、安定的な野外繁殖地になるには多くの課題もあります。また、人がコウノトリとどう付き合い、活性化にどう活用していくべきか、地域も模索しています。コウノトリの定着を目指した私たちの取組みを当初から熱心に指導して頂き、この度「山階芳麿賞」※を受賞された江崎保男博士をお招きして、みなさんとともに「コウノトリが舞う地域づくり」について考えます。
※山階芳麿賞
鳥学研究の発展と鳥類の保護活動に寄与された個人・団体を顕彰するもので、表彰は(公財)山階鳥類研究所総裁・秋篠宮文仁親王が行い、受賞者には表彰状と山階芳麿賞記念メダルが贈呈される。江崎氏の受賞理由は「各種鳥類の生態学的研究」「コウノトリの野生復帰への貢献」「土木工学と生態学の融合を目指した応用生態工学の提唱と発展への尽力」
【日時】
2019年3月14日(木)13:30~16:30
※参加申し込み不要 入場無料
【会場】
徳島県JA会館 別館2階大ホール(徳島市佐古一番町5-12)
【プログラム】
13:30~13:40
開会の挨拶 竹村 昇(コウノトリ定着推進連絡協議会 会長)
13:40~13:45
来賓挨拶 宮藤 秀之(国土交通省 徳島河川国道事務所 事務所長、吉野川流域コウノトリ・ツルの舞う生態系ネットワーク推進協議会 委員)
後藤田 博(徳島県副知事)
13:45~14:45
「日本の人と自然~ヨシキリからコウノトリまで~」江崎保男(兵庫県立大学大学院教授・兵庫県立コウノトリの郷公園統括研究部長)
14:45~14:55
休憩
14:55~16:20
パネルディスカッション「コウノトリが舞う地域づくりについて」
<パネリスト>
泉 理彦(鳴門市長)
河野 功(徳島県立農林水産総合技術支援センター 所長)
河口 洋一(徳島大学大学院社会産業理工学部研究部 准教授)
田村 耕一(株式会社阿波銀行地方創生推進室 参事役)
野田 勇人(特定非営利活動法人れんこん研究会 理事長)
<オブザーバー>
江崎保男(兵庫県立大学大学院教授・兵庫県立コウノトリの郷公園統括研究部長)
<コーディネーター>
関 健志(公益財団法人日本生態系協会 事務局長)
16:20~16:30
閉会の挨拶 鎌田 磨人(徳島大学大学院社会産業理工学部研究部教授、吉野川流域コウノトリ・ツルの舞う生態系ネットワーク推進協議会委員)
【共催】
コウノトリ定着推進連絡協議会、吉野川流域コウノトリ・ツルの舞う生態系ネットワーク推進協議会
【後援】
徳島県、鳴門市、徳島新聞社、四国放送、徳島大学環境防災研究センター、四国大学、徳島県職員労働組合エコシステム研究会、四国環境パートナーシップオフィス(四国EPO)
【お問い合わせ先】
コウノトリ定着推進連絡協議会(徳島県経営推進課)
TEL 088-621-2429(平日9:00~17:00)
【詳細】
シンポジウムチラシ最終版