お知らせ・募集 [全国] 2025/06/16

環境省が、温室効果ガス濃度が見えるGOSAT 3Dビジュアライザーの展示についてお知らせ

<横浜市同時発表>
(1)環境省は、国立環境研究所及びJAXAとともに、気候変動に関する科学の発展、気候変動政策・取組評価への貢献を目的に、温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT(ゴーサット)シリーズ)を活用し、大気中の二酸化炭素及びメタンを観測しています。
(2)このたび、GOSATシリーズで観測した温室効果ガス濃度の分布等を立体的に表示・体感できる「GOSAT 3Dビジュアライザー」について、横浜市の「はまぎん こども宇宙科学館」で展示することになりましたので、お知らせします。
(3)GOSAT 3Dビジュアライザーの科学館展示は日本初となります。横浜市、「はまぎん こども宇宙科学館」のご協力の下、環境教育の一環として子ども達が最先端のデータに触れる機会を提供するものです。なお、今後、他の科学館においても、展示を検討しています。
(4)「はまぎん こども宇宙科学館」における展示期間は2025年6月18日(水)から2026年3月31日(火)の間の予定です。
(5)初日に取材を御希望の方は、6月16日(月)17時までに「はまぎん こども宇宙科学館」(https://www.yokohama-kagakukan.jp/contact/)までお問い合わせください。[環境省ホームページ 報道発表資料より]

【地球観測衛星GOSATシリーズ】
■GOSAT1号機
・温室効果ガス観測技術衛星「GOSAT(愛称:いぶき)」は、主要な温室効果ガスである二酸化炭素とメタンの濃度を宇宙から観測することを専門とした、世界初の人工衛星です。2009年1月23日の打ち上げ以来、16年経過した現在も観測を続けています。
■GOSAT2号機
・GOSATの後継機である「GOSAT-2(愛称:いぶき2号)」は、2018年10月29日に打ち上げられ、2019年2月より定常運用を開始しています。
・GOSAT-2は、GOSATより二酸化炭素とメタンの濃度観測精度を向上するため、大都市など大規模排出源を集中して観測する機能の強化のほか、雲のない地域を自動的に探して観測する機能を新たに追加しています。
■打上げ予定:GOSAT-GW
・GOSATシリーズの3号機は、環境省・国立環境研究所による温室効果ガスの観測ミッションと、宇宙航空研究開発機構(JAXA)による水循環変動観測ミッションの相乗り衛星として、2025年6月24日に打上げを予定しています。なお、衛星名称は2つのミッションを表し「温室効果ガス・水循環観測技術衛星(Global Observing SATellite for Greenhouse gases and Water cycle:GOSAT-GW)」という名称にしました。

【GOSAT 3Dビジュアライザー】
気候変動COP29(アゼルバイジャン)のジャパンパビリオンでの展示や大阪万博で活用するため、衛星データプラットフォームTellusから公開されているデータを活用して、株式会社バスキュールが開発。GOSATシリーズの観測データを分かりやすく、インタラクティブに体感できます。GOSATシリーズにより観測したデータを基に、地表付近の大気中の二酸化炭素及びメタン濃度の濃淡や経年変化、主要都市ごとのグラフ、衛星の機体や軌道を立体的に表示可能です。また、トラックボールを操作することで、表示する地域や都市を選ぶことができます。

【展示について】
はまぎん こども宇宙科学館 5階 宇宙船長室
※5F見取り図は、下記詳細ページからご確認ください。

【参考リンク】
・環境省ウェブサイト
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/gosat.html
・はまぎんこども宇宙科学館ウェブサイト
https://www.yokohama-kagakukan.jp/

【連絡先】
環境省 地球環境局 総務課 気候変動観測研究戦略室
代表:03-3581-3351
直通:03-5521-8247

【詳細】
環境省ホームページ>報道・広報>報道発表一覧>温室効果ガス濃度が見えるGOSAT 3Dビジュアライザーを「はまぎん こども宇宙科学館」に展示します
https://www.env.go.jp/press/press_05032.html