第5回 四国生物多様性会議in西条(12/5)
2010年に名古屋市で開催された生物多様性条約・締約国会議(COP10)において、生物多様性を守るために2020年までに達成すべき20の目標「愛知ターゲット」が定められ、世界各国で、日本各地で、取組が進められています。
人々が自然に働きかけ、耕作してきた里地には、その環境を利用して多種多様な生きものたちが生息しています。ところが、里地は減少傾向をたどり、生きものたちとともにあった、豊かな暮らし・伝統・風景が失われつつあります。5年後の2020年、里地はどのような方向にあるでしょう?
今回の四国生物多様性会議では、里地の生物多様性に関する問題提起とともに、自然と関わる機会づくり、里地の維持のための取組など、保全につながる実践について話題提供していきます。自然の恵みを実感したり、里地の生きものを観察し、ユニークな生き残り戦略を知ったり。身近なところから、いっしょに学んでいきませんか。
【日 時】
2015年12月5日(土)11:00~17:15
【会 場】
西条市中央公民館
(西条市周布401-1 TEL:0898-65-4030)
【参加費】
無料
【内 容】
案内チラシはこちら
■生きもの恵みブース 11:00~
山~里~海、いろんな環境があって、生きものの恵み豊かな愛媛県。試食や販売のブースでおいしく実感しよう!
※天狗黒茶、イノシシカレー、じゃこ天などが味わえる!
「チリメンモンスター探し」もやってみよう!
■生きもの保全ブース 11:00~
NPO・学校・企業などが、生きものの生態の調査・研究、生きものがすめる環境づくり、自然の恵みを活かす特産品作りなどの活動を紹介するブースを設けます。ブースの人にいろいろ聞いてみよう!
※愛媛のNPO・企業・行政、NACS-J、四国EPO、四国各県のNPOなど、約35団体がパネル展示などを行います。
■四国生物多様性会議 13:00~17:15
【基調講演】
「生物多様性 その基礎から、日本・世界の動きまで」
生物多様性って分かりにくいでしょうか。
世界と日本の各地を日々飛び回るこの分野の専門家が、言葉の意味から、世界や日本で展開されている取り組みまで、分かりやすく紹介します。暮らしの中からこの課題に取り組むヒントも紹介します。
講師:道家 哲平 さん 日本自然保護協会、国際自然保護連合(IUCN)日本委員会事務局長
【四国四県からの話題提供】
◇「西条の自然の成り立ち、圃場整備と鳥類」
山本 貴仁 さん NPO法人西条自然学校 理事長(愛媛)
◇「川で遊んで、なぜおもろい?~川遊び文化の再生~」
塩崎 健太 さん NPO法人川塾 代表理事(徳島)
◇「『これなぁに?』を大切にする自然かんさつ会 ~ナチュラリストが取り組む香川県内での活動~」
三浦 大樹 さん NPO法人みんなでつくる自然史博物館・香川 理事、ナチュラリストネットワーク・香川 代表(香川)
◇ 「生物多様性の視点から見た農と市民の接点」
谷川 徹 さん 農と生きもの研究所(高知)
【意見交換】
「里地の生物多様性の保全に、必要なこととは?」
【12月6日(日)西条市の自然をめぐるエクスカーション!(無料)のご案内】
①うちぬきウォークラリー・環境ウォーク 10:00~12:00
集合:9:45 西条図書館北側中央緑地
定員:10人(一般参加の方と一緒になります)
内容:石鎚山系の伏流水・うちぬきの恵みを受ける西条市中心部のアクアトピア水系を、山本貴仁さん(西条自然学校)による解説を受けながら自然観察を行います。
主催:うちぬきウォークラリー2015実行委員会
②神秘のシダ・コケ・ミステリーエコツアー 9:00~12:00
集合:8:50 西条市中央公民館(西条市周布401-1)
定員:20人(バスを出します)
内容:西条市丹原町の集落跡や鉱山跡地などを訪ね、里山の機能を考えるとともに、山村の昭和レトロを味わい、珍しいシダやコケが繁茂する生態系を観察します。
主催:NPO森からつづく道
★お申込み:NPO森からつづく道宛に、11月30日までに、FAXまたはE-mailで、①お名前、②電話番号、③住所、④年齢、⑤ご希望のコースをお知らせください。
【主催・問合せ】
NPO森からつづく道
TEL/FAX:089-992-9152
E-mail:info◎morimichi.org(◎を@に変更して送信してください)
※この事業は「平成27年度愛媛県「三浦保」愛基金」の助成を受けて実施します。