お知らせ・募集 [高知県] 2022/09/13

高知県が、「みんなで止めよう、地球温暖化!こうち脱炭素まんが大賞」結果発表をお知らせ

7月1日から8月24日まで作品を募集していました「みんなで止めよう、地球温暖化!こうち脱炭素まんが大賞」。
ご応募いただきました皆様、すばらしいアイディアのたくさんの力作を、本当にありがとうございました。
8月下旬に審査会を開催し、審査委員の方々のご意見を踏まえて決定した審査の結果は下のとおりです。
※まんがは、下記詳細ページからご確認ください。

【大賞】
「やさしい町」 作者 NM
■審査員講評
○高知県のものをふんだんに織り込みながら、実現可能な取組が等身大の要素で1枚の絵にうまくまとまっている。絵が上手で、清涼感があり、カーボンニュートラルのイメージと重なる。
○これが「まんが」かどうかという点で審査委員の間でも議論があったが、セリフやコマ割、説明がなくても多くが伝わる1枚絵としての強さが勝った。
カーボンニュートラルの取組が隅々に多くちりばめられている。細かいところまで書き込まれていて、見れば見るほど、「これもそう」、「あれもそう」と気づきがあり、宝探しのような作品となっている。

【優秀賞 5点(順不同)】
「カーボンニュートラルで体も自然も健康に!」 作者 れーぼー
■審査員講評
○数字が目を引く作りで、意識改革につながるところが良かった。
○健康面に絡めて、脱炭素に向けた取組が自分のためにもなるという視点が他と違っていて説得力がある。

「それが答えだ!」 作者 クルミ
■審査員講評
○一見、「昔は良かった」と後ろ向きに捉えられるかもしれないが、1つの視点として皮肉が効いている面白味がある。現代的な暮らし方に対する問題提起にもなってるところが面白い。
○生活そのものが脱炭素であり、無意識にいつのまにか実現できているという点がじわじわ面白く感じた。

「地球の危機」 作者 森澤
■審査員講評
○日常生活とファンタジー要素を組み合わせている点が新しく興味を引きやすい。本来悪者である魔王に勇者が指摘されているところが、自分は別に何も悪いことはしていないと思っている読者の意識にも気づきを与えられる。
○勇者と魔王という設定をもう少し掘り下げていれば大賞を狙えたかもしれない作品。ビニール袋を持っているだけでなく、設定を活かした内容であればなお良かった。

「地産地消でカーボンニュートラルやき」 作者 のっこ
■審査員講評
○身近なところで誰もがすぐ取り組めるが、脱炭素に向けた取組としてあまり知られていない「地産地消」について、地元の特産品で、土佐弁を交えてアピールするという視点が良かった。
○絵にインパクトがあり、脱炭素以外の「おいしい」「地産地消」というメリットが感じられ共感できた。

「ふたりはともだち」 作者 かわぞえうどう
■審査員講評
○イラストが達者で、まんがとしてのまとまりがある。細かい表情がよくできていて、キャラが活き活きしており、イラストとしての面白さもある。
○前向きに取り組める要素をもう少し内容に入れ込んでいただくとなお良かった。

【審査員特別賞 2点】
村岡マサヒロ審査委員長、みやべゆか審査員からそれぞれ審査員特別賞をご推薦いただきました。

村岡賞  「みんなで」(作者 さぶ)
■審査員講評
○百人一首に例えた「なんにん一首」という一言によって、まんが作品として成立している。
「カンケイない人は一人もイナイ」というメッセージがすごく印象に残った。

みやべ賞 「タマチャンと節電の巻」(作者 いちばんかわいいのはタマチャン)
■審査員講評
○テーマをすぐに実践できる「節電」一本に絞っており、ポジティブで取り組みやすい点が良かった。また、自分が輝いていたら周囲は明るくなるという超ポジティブねこさんがかわいかった。

大賞・優秀賞・審査員特別賞の8作品は、9月10日(土)に高知市内で開催する「高知県脱炭素シンポジウム」会場で展示いたします!
>「高知県脱炭素シンポジウム」についてはこちら
https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/030901/2022082900144.html

【総評】
■村岡審査委員長からの総評
○初めての取組で手探りの部分が多かったように思う。視点が良いがまんがとしてまとめきれていない作品や、まんがとしての完成度は高いが意識改革・行動変容につながるか疑問が残るもの作品もあった。今回の受賞作を踏まえて、より精度の高まった、意識改革や新たな気づきを与え、明日にも取り組もうと思えるような前向きで、笑える作品や、「地球の危機」のような幅の広い作品を期待したい。

■審査委員からの意見
○カーボンニュートラルに向けた取組はとても幅が広く、どの取組をテーマとするか難しかったと思う。そのとおりバラエティに富んだ様々な作品が集まっており、審査側もとても楽しんだ。描いた後一度見ていただき、セリフが多くないか、見づらくないかなど見る人の視点を気にしてもらえるともっともっと良くなる作品が多かったと思う。
○カーボンニュートラル実現に向けた取組について、どの作品もよく考えてくれていたと思う。どの作品も、取組を分かりやすく伝えるための工夫やまんがとしてのひねりがあり、とても楽しく悩みながら審査を行った。実際、審査員の票も割れており、また審査会でも白熱した議論となった。作品を作り上げるときにカーボンニュートラルにつながる取組についていろいろ調べたり考えたりしていただいたと思うので、ぜひ実際に取り組んでいただけたら嬉しい。

【連絡先】
高知県 林業振興・環境部 環境計画推進課
住所:〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1丁目7番52号
電話:企画調整担当 088-821-4538
温暖化対策担当 088-821-4841
ファックス:088-821-4530
メール:030901◎ken.pref.kochi.lg.jp(メールの際は、◎を@にご変更ください。)

【詳細】
高知県ホームページ>組織から探す>林業振興・環境部>環境計画推進課>「みんなで止めよう、地球温暖化!こうち脱炭素まんが大賞」結果発表
https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/030901/2022063000153.html