お知らせ・募集 [香川県] 2022/05/13

第67回自然エネルギー100%社会学習会(6/7)

■自然エネルギー100%社会学習会ご案内
 
現在の世界では、自然エネルギー(とりわけ太陽光発電・風力発電)が、世界の8〜9割の地域で最も低コストのエネルギーになっています。これを背景として「自然エネルギー転換」が、電力だけでなく熱・輸送の分野でも急速に進み、世界を様々な面において大きく変えつつあります。
 
日本は、自然エネルギーに恵まれ、エネルギー需要を十分に上回る量が、各地に地域資源として潜在しています。その開発・利用によって、社会のすべてのエネルギーを自然エネルギーでまかなう「自然エネルギー100%社会」が実現できます。2050年までに日本で自然エネルギー100%が実現可能であるとする「自然エネルギー100%シナリオ」は、2020~22年に少なくとも7つ、シンクタンクや研究機関などから公表されており、その多くは、2030年までに石炭火力を廃止し2050年までに排出量ゼロを実現する「1.5度」の気候目標に整合した排出削減が可能としています。
 
香川県の8市9町のほとんどは、既存の技術で2050年を待たずに自然エネルギー100%が実現可能で、2050年には県全体で排出量ゼロが実現可能(一部に新技術が必要)。
 
地域からの自然エネルギー転換は、地域付加価値の創出と地域経済循環の拡大をもたらし、地域の雇用を拡大し地域経済を活性化させます。また、エネルギーの地産地消によって地域の持続可能性・エネルギー安全保障・災害耐性の向上などに貢献し、自然エネルギー100%の電力や事業を志向する先進的な産業・企業の誘致・育成を促します。    
 
この学習会は、将来の自然エネルギー100%社会・世界を見据えて、市民の立場から地域~世界の気候・エネルギー問題を考え、地域からの脱炭素・エネルギー転換を目指します。これまで気候・エネルギーに知識・関心が無かった方を含め、地域からの脱炭素と自然エネルギー社会構築に関心ある様々な方の積極的なご参加をお待ちします。
 
【日時】
2022年6月7日(火)17:30~19:00 
 
【テーマ】
1.2030年目標と1.5度目標の整合性
2.地域からの脱炭素(自治体による脱炭素の方策)
 
【参加費】
500円程度(22歳以下無料)
*これまで気候危機や自然エネルギーに関心が無かった方のご参加を歓迎します。
 
【参加申込】メールで事前申し込みをお願いします。
(1)件名「6月自然エネ学習会申込」
 
(2)以下の内容をお伝え下さい。
 ①氏名(初めての方は所属ないし簡単な自己紹介を添えて下さい。)
 
 ②参加形態:新型コロナが「高止まり」状況にあることから、Web参加のみとします。
 
 ③電話番号:初めてご参加の方:案内メールが届かない場合がしばしばあります。
        その場合、電話でZOOMのIDとパスコードをお伝えします。(別のメールアドレスでも構いません) 
 
(3)申込先:stnylbv4926◎mb.pikara.ne.jp(メールの際は、◎を@にご変更下さい)柏まで
お問い合わせや参加申込みは、可能な限り直前まで受け付けます。(開始直前には対応しかねる場合もありますのでご了承ください。)
 
【Web参加について】
・ZOOMを利用します。
 参加方法などは、お申込みいただいた方に開始前にメールで連絡差し上げます。
・運営上不行き届きなことが起こるかも知れません。その節はご容赦ください。
 どのような不都合があったか、お伝えいただければ次から活かします。
 
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【次回】次の実施を予定しています。
 
【日時】
2022年7月5日(火)17:30~19:00 
 
【テーマ】※実施日時やテーマ等は変更する場合があります。
1.日本の国別削減目標
2.地域からの脱炭素
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 関連して、気候・エネルギー問題を地域の政策課題として考える「かがわの脱炭素政策セミナー」を、自治体の議員・首長(前・元職を含む)を対象として開いています。「1.5度目標」と整合する2030年排出削減目標・2050年排出量実質ゼロを実現する香川県8市9町の気候・エネルギー政策を検討します。地元の自治体議員の方には、ぜひこちらをお勧めしてください。
 
かがわの脱炭素政策セミナー ~政策決定者向け自然エネルギー講座(第14回)(6/15)
テーマ:地域からの脱炭素 / IPCC『AR6WG2・WG3』 / 日本のNDC
https://4epo.jp/information/notice/25203.html