2017/10/31

ゴミを焼却しない日本初のトンネルコンポスト施設

一般可燃ゴミで出されたゴミのほとんどは、焼却されている。そんな中、ゴミを焼却しないで処理する施設が、日本で初めて誕生した。施設名は、香川県三豊市にあるバイオマス資源化センターみとよ。平成29年4月から稼働する施設を見学するために訪問した。

まず驚いたのは、施設の外へはゴミの臭気や煙が出ていないため、まさかここにゴミ処理施設があるとは気がつかなかった事である。

ここで、採用された技術は、トンネルコンポストと呼ばれる方式。三豊市内の一般家庭から出される可燃ゴミを収集し、バイオトンネルと呼ばれる発酵槽とバイオフィルターと呼ばれる脱臭装置を組み合わせて処理を行っている。
 
この方式は「燃やす」処理がないために、二酸化炭素の発生を抑制するだけでなく、焼却灰も発生しない。発酵工程で発生する熱は、ゴミ乾燥で利用。乾燥後は固形燃料の原料となるなど、ここでのゴミは廃棄物ではなく、エネルギー資源となっていることに、驚かされる。

驚きは、それだけではない。多くの人手をかけて行っていた分別や選別を省力化、一般的な施設で実施されている発酵工程で必要な切り返し作業はセンサーや発酵制御システムの導入により不要となっている。そのこともあり、施設は驚くほど、少ない人数で運用されている。

この他にも、ヨーロッパから導入された設備をこの場所に適合させるため、さまざまな工夫やノウハウが施されている、そんな経過も含め、お話を聞くことが出来た。施設見学には条件もあり、事前申込みが必要。関心をお持ちの方は、(株)エコマスターのホームページをご覧下さい。