四国のすごい! Shikoku’s that is awesome! 了不起的四国![四国EPOがすごいと思った四国の環境情報をお知らせします]
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「地域主導型」四国(志国)創生・地エネ利活用プロジェクト

IMG_0688再生可能エネルギーという言葉をよく聞くようになりました。太陽光は、四国地域では比較的身近に見られますが、太陽光だけではなく、風力や水力などさまざまな種類があるのを皆さんご存知のことと思います。しかし、実際に身近で見たことがあるかと聞かれると、見たことのない方も多いのではないでしょうか?

今回は、地エネ利活用プロジェクトを展開中のNPO法人環境とくしまネットワークが、(独行)地球環境基金助成事業の採択を受けて実証試験を行っている、香川県高松市塩江町上西「奥塩江モモの広場」を訪問しました。ここでは、手軽でハンディな太陽光(100-200W)と風力(400W)、小水力(2.4W/6V)発電設備を設置し、それらを独立電源型正弦波インバーター等に接続して、発電量を計測していました。

地域の地形を含む周辺環境に応じて、どのようなエネルギーが適当なのかは気になる所です。訪問地は、曇天にも関わらず当日は小水力と太陽光発電が稼働していました。前日までは、風が良く吹いていて風力発電ができていたというお話。地形だけでなく、天候の影響もあり、まさにお天気まかせの再生可能エネルギーなのですが、近年は小型化と性能が向上していることから、複数の発電設備を準備することが、十分可能になってきました。まさに、電力もハイブリットの時代になりつつあります。

中山間地域におけるエネルギーの地産地消が、このような事業をきっかけに各地で導入され、地域活性化の一助になることが期待されます。

こどもが運営するまち 「とさっ子タウン」(高知県高知市)

「とさっ子タウン」は、異年齢間の子ども同士のコミュニケーションの場や、地域に対する誇りが持てる「きっかけづくり」の場として、2009年から毎年度夏休みの2日間開催されています。

この事業を運営しているのは高校生、大学生と大人がつくる「とさっ子タウン実行委員会」です。しかし実際に「とさっ子タウン」を運営するのは、参加する約400名の子どもたち(小学4年生~中学3年生)。大人は黒子に徹し、サポート役となります。

子どもたちはまちのルールを学び、ハローワークで職業を選び、給料を得、税金を納めます。通貨はこのまちで使える「トス」。税務署、銀行、新聞社や花屋さん、お菓子屋さんや路面電車の運転士などの他、自らが起業してお店を持つこともできます。また、市長や議員になり、このまちのルールを変えていくこともできます。IMG_1340

もちろん、その結果は自分たちが責任を負いますが、失敗したら話し合いの上、変えることも可能です。こうしたことを通して、自らが考え行動し、その責任を自覚することでまちづくりの大切さを楽しみながら学ぶイベントとなっています。

新玉小学校のサマーチャレンジ(愛媛県松山市立新玉小学校)

7月23日、「現代社会の課題について、身近なところから学び、持続可能な社会づくりの担い手を育む」という主旨のもと、愛媛県松山市にある新玉公民館にてサマーチャレンジが開催されました。

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夏休み期間中の新玉小学校の子どもたち(約90名)が公民館や大学、NPO法人、中学生、愛媛県に在住する外国人と共に、「食」、「キャリア教育」、「国際理解」、「環境」の4グループに分かれて、理解を深めました。

 

「国際理解」グループで行われたワークショップの1つ、貿易ゲームでは、班ごとに与えられた道具(はさみ、鉛筆、型紙)や資源(布)を使い、既定の大きさに設定されている製品(布を切り取った星型、小さい丸型、大きい丸型)を作りました。また、各班内で総理大臣(もしくは王様)、外務大臣、環境大臣の役割を割り振り、それぞれの役割を果たしました。例えば、外務大臣は唯一、班外(外国)へ行くことができる立場で、作成した商品を世界銀行に売りに行くなど、外交を担当。環境大臣は、環境問題について話し合うために会議に参加し、総理大臣はグループの意見をまとめるなどの役割を担いました。

 

実は、最初に与えられた「はさみの数」、「鉛筆・型紙の有無」、「借金の有無」などは各班で差が設けられており、世界銀行の各班への対応も「威圧的で製品の値段を不当に安く買い取る」、「質が少し悪くても買い取る」など異なっていました。

子どもたちは与えられた道具で一生懸命に製品を作成する中で、はさみが不足している班と布が不足している班でお互いに足りないものを交換したり、型紙に布を重ねて製品を作る速度を上げるなど工夫をこらすようになりました。また、適時開示される「製品価格の暴落」や「新しい資源の発掘」など、状況の変化を伝えるニュースの重要性や、国を担うという役割を全うすることの大変さ、生まれた場所により使用できる資源が異なることへの不公平感など、さまざまなことを感じていました。DSC00502

 

最後のふりかえりでは、留学生から、『子どもたちが「どのように考えているか」、「協力が必要とされる際にどのように関わり合うか」、「先生がどう教えるか」などを学ぶ良い機会となった。日本でいる間に学んだことを自国に持ち帰り、子どもたちに教えたい。』また、『一人一人が国をつくる。教育の大切さを改めて実感した。』などの感想があがりました。

 

これからの日本、そして世界を担う子どもたちへの「教育」の重要性や「ESD(持続可能な開発のための教育)」の取り組みがもっと広がっていくように、四国EPOも引き続き、支援・取材していきます。