2016/06/30

そうめん流し世界一!への挑戦

放棄竹林の対策にどう取り組むかは、環境に関わる人なら一度は耳にしたことのあるテーマではないだろうか。昔の人の生活道具には、竹を使ったかごやざるなどが多くあった。その頃の竹は、有用な資源として循環利用されていた。

そんな竹が、プラスチックなどの石油製品の普及でどんどん利用されなくなり、いつの間にか、ものすごい勢いで繁茂する邪魔者になってしまった。

しかし、時代がどう流れようと、竹の愛好家や竹の復権を望む人がいる。工芸品としても評価されており、環境の面からも、竹を有効に使った循環サイクルの好事例が、出てくることに期待する動きもある。

前置きが長くなったが、最近、「そうめん流し世界一!への挑戦」に取り組むグループを取材した。香川県の山間部に位置する三木町奥山の津柳地区では、廃校となった旧神山小学校の体育館を利用して、流しそうめん世界一に向けてのチャレンジが始まっていた。

数十名の地元の老若男女による有志が、手際よく近所の竹林から竹を伐採し、半分に割り、中の節を取り除き、そうめん流しに適した形にする作業を行っている。小さな子どもから大人まで、それぞれができる作業を和気あいあいとした雰囲気で続けている。

目標は4,000m。高仙山から道路沿いに竹のレーンをつなぎ、うまくそうめんが流れるようにしなければならない。途方もないかのように思われる作業も毎週の積み重ねで、少しづつ形が出来て行っていた。挑戦は2016年9月。成功すれば、ギネス登録を行う予定である。

あと、数ヵ月に迫り、ボランティアの数も増えている。作業はこれから急ピッチで進む。興味を持たれた方はぜひ、週末の日中は作業をしているそうなので、現地に足を運んでみてはどうだろう。

この取り組み、香川県だけでなく、愛媛県の八幡浜市でも計画されていることを知った。各地での取り組みに注目するとともに、そうめん流しから、竹の循環利用に結び付く動きが1つでも出てきてほしいと願わずにはいられない。