2018/04/24

後継者をそだてる取組~勝浦川流域フィールド講座~

勝浦川流域フィールド講座は、徳島県勝浦郡、小松島市、徳島市を流れる勝浦川の流域をフィールドに、自然の魅力や課題を学ぶ連続講座である。講座内容は、自然と人の生活とのつながりや、自然環境が直面している課題などを、研究者や取組実践者から座学とフィールドワークを通して学ぶプログラムになっている。必要な条件を満たせば、徳島県から生物多様性リーダーに認定される。四国のように自然が身近にある環境であっても、森林の荒廃や生物生息域、種の減少などは広く知られていない。遠くから見ているだけではわからない、切迫した現状を知る機会にもなっている。

この講座は2018年で第5回を迎え、たくさんの生物多様性リーダーが育っている。生物多様性リーダーは、とくしま生物多様性リーダーチームを結成し、それぞれが得意な分野で、生物多様性の重要性や保全について発信を行ったり、フィールド講座の講師やスタッフを務めたりしている。さらに、講師を務める市民団体や環境団体の代表自身のスキルアップにもつながっている。このように、人材育成のしくみと、講座修了生が生物多様性リーダーとして活躍していることが評価され、生物多様性アクション大賞2017ふれよう部門優秀賞を受賞した。2018年度も4月から講座が開講され、新しいリーダーが育っていく。

多くの団体で課題になっている人材育成や、後継者育成のヒントがこの取組にあるのではないか。